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<リオパラ>国挙げて強化、中国1強 広がる競技の裾野

毎日新聞 9月19日(月)21時23分配信

 4大会連続金メダル獲得数トップとなった中国は、1984年大会の米国以来、32年ぶりに金メダル数で100の大台を突破した。2012年ロンドン大会で金メダル獲得数2位だったロシアが国主導のドーピング違反で全面的に出場を禁じられたため、中国の1強の構図が強まったが、金メダルを取った国・地域も史上最多の63に広がり、パラリンピック競技の世界的な広がりも感じさせた。

 中国は、08年北京五輪・パラリンピックの開催が決まった01年から強化を本格化した。北京にある障害者スポーツのためのトレーニングセンターにトップ選手を集めて育成し、04年アテネ大会から大会ごとに金メダル数を増やしている。国際パラリンピック委員会(IPC)のスペンス広報部長は「中国は驚くべきシステムを持っている。視察した(IPCの)クレーブン会長は『世界中にある五輪選手のためのトレーニングセンターに負けない施設だ』と話していた」と明かす。

 金メダル数上位国は中国と似た傾向がある。2位の英国は12年ロンドン大会開催をきっかけに障害者スポーツの選手育成にも力を入れるようになった。また、ウクライナは各州にトップ選手のための学校や施設があり、才能のある選手が集まる国主導の仕組みがある。リオ五輪の金メダル数は31位だったが、パラリンピックでは前回から順位を一つ上げて3位と躍進した。

 一方、今大会は、マレーシアが同国初の金メダルを陸上で三つ獲得。メダルを取った国・地域は史上初めて80を超え、パラリンピック競技が世界に広がった。【小林悠太】

最終更新:9月19日(月)21時41分

毎日新聞