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<DeNA>悲願のCS切符…粘りの起用、守護神進化

毎日新聞 9月19日(月)22時38分配信

 プロ野球セ・リーグは19日、DeNAが横浜スタジアムでの広島戦に3-1で勝ち、4試合を残して11年ぶりの3位以上が確定。2007年にクライマックスシリーズ(CS)制度が始まって以来、初進出を決めた。DeNAは球団名が横浜だった1998年に、セ・リーグと日本シリーズを制覇。だがCSが始まった07年からは3位以内がなく、プロ野球12球団で唯一、CSに進出したことがなかった。12年に横浜からDeNAに名称変更した。DeNAの進出決定で、優勝した広島、巨人と合わせ、セのCS出場チームが決定。DeNAは10月8日開幕のCSファーストステージで巨人と対戦する。

 ◇カープ打線不発

 ○DeNA3-1広島●

 DeNAが3連勝。一回、ロぺスの2ランで先制。六回に筒香の適時打で加点した。今永が七回途中1失点で好投し8勝目。広島はプロ初先発の塹江(ほりえ)が5回2失点だったが、得点は五回のルナのソロのみ。打線がつながらなかった。

 九回1死一塁。一発出れば同点の場面でも、DeNAの山崎康は強気だった。安部を投ゴロに仕留め、続く代打・松山は外角の直球で押して遊ゴロ。前夜は同様の場面で連打を浴びて追いつかれ、延長にもつれ込んだが、ラミレス監督からCSを決めるマウンドを任された守護神がピンチをしのいで期待に応えてみせた。

 DeNAは昨季、春先から首位に立ったが、6月に終わった交流戦で3勝1分け14敗と大きく負け越し、結局最下位。今季もスタートダッシュ失敗。持ち直したと思われた夏場の8月にも、再び9勝15敗と負け越した。

 今季から就任したラミレス監督は、そんな苦境でも、前向きな姿勢と我慢の選手起用を貫いた。特に8月は不振の山崎康を使い続け、奮起を促した。この日の一回、先制の2点本塁打を放ったロペスは5月半ばまで打率2割台前半を行ったり来たり。それが終盤に調子を上げ、この日30本の大台に乗せた。主将・筒香は、負けても「次にやり返そう」と言う指揮官とともに仲間を励まし、今までにない粘りにつながった。

 残り4試合で2位巨人に2.5ゲーム差。まだ負け越しており、まずは勝ち越し、そして一つでも順位を上げ、その先を目指す。この日の控えめな喜びようは、勝ち上がりへの並々ならぬ決意に感じた。【中村有花】

最終更新:9月19日(月)22時44分

毎日新聞

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