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政権与党が4分の3=大統領選に弾み―ロシア下院選

時事通信 9月19日(月)17時34分配信

 【モスクワ時事】18日投票のロシア下院選(定数450、任期5年)で、中央選管が19日発表した開票率93%段階の暫定結果によると、政権与党「統一ロシア」は得票率54.28%で比例代表第1党となり、小選挙区と合わせて4分の3を超える343議席(改選前238)を確保した。

 与党圧勝によりプーチン大統領の権力基盤は確固たるものになり、自身の4選出馬を視野に入れる2018年3月の大統領選に弾みをつけた。

 統一ロシアの得票率は、議席を大きく減らした前回の49.32%から上昇。単独で憲法改正が可能な3分の2の議席を超えた。今回は小選挙区制が復活して比例代表制との並立になっており、統一ロシアは225小選挙区中203を占めた。プーチン大統領は18日夜、「党は非常に良い結果を得たと自信を持って言える」と勝利宣言した。

 プーチン大統領は今後、大統領選を控え、政権内の人事を本格化させるとみられる。ウクライナ危機の中で経済政策にも失敗しているメドベージェフ首相を続投させるかどうかが今後の焦点となる。

 他党の議席は、最大野党・共産党42(改選前92)、国民の愛国心を背景に比例代表では得票率を伸ばした極右・自由民主党39(同56)、左派「公正ロシア」23(同64)と続いた。いずれもプーチン大統領を支持しており、これら3党と統一ロシアが「翼賛体制」を築き、下院議席の大半を占める現状に変更はない。小政党と無所属は小選挙区で計3議席を獲得した。

 一方、プーチン大統領を批判する反政権派は、比例代表で議席獲得に必要な最低得票ライン5%を突破できなかった。政権は反政権派の選挙参加を認め、「公正で競争のある選挙を確保した」とアピールしている。前回下院選後に組織されたような反政権デモは、発生しても小規模にとどまりそうだ。 

最終更新:9月19日(月)21時42分

時事通信