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汚染物質再検出に備え空洞=週内にも知事に報告―豊洲市場問題・東京都

時事通信 9月19日(月)19時5分配信

 東京都の築地市場(中央区)からの移転が延期された豊洲市場(江東区)の主要施設下で盛り土がされていなかった問題で、地下空洞は環境基準を超える有害物質が再検出された場合に備え、作業スペースとして設けられたことが19日、都技術会議の議事録や幹部への取材で分かった。

 重機で土を掘り起こしたり、取水して調査したりするための空間の確保が目的だったという。

 都は21日にリオデジャネイロ・パラリンピックから小池百合子知事が帰国した後、これまでに判明した結果を報告する方針。知事は市場担当の局長級ポストを新設するなど体制を強化し、問題の究明を本格化させる。

 都の専門家会議は2008年7月、有害物質のベンゼンなどが地表に漏れ出さないように豊洲市場の敷地全体で汚染土壌を削り取った上で4.5メートルの盛り土を行うべきだと提言し終了した。しかし、都がその後設けた市場の工法について検討する技術会議の議事録によると、都は08年12月の会合で「敷地すべてで地下水を基準値以下に浄化するということは非常に不明確なところがある」と指摘。「万が一、基準を超える汚染物質が検出されるといった場合にも、地下水浄化の作業ができるような空間を確保する」と説明していた。

 これまで都は空洞設置の理由について「配管を通すため」としていたが、幹部は取材に対し「重機などの機材が使えるように造った。十分な議論がないまま決めてしまった」と語った。 

最終更新:9月19日(月)20時5分

時事通信

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