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【DeNA・高木豊が見た】選手に生まれた「自覚」と「責任」

スポーツ報知 9月20日(火)11時3分配信

 私が中畑監督の元でコーチをしていた12、13年、DeNAに「不動のレギュラー」と呼べる選手はいなかった。ラミレスや中村紀ら主力は年齢(とし)を取りすぎ、若手はまだ成長途上。一から作り直さなければいけないチームだった。中畑監督が就任した時も、決まったのが遅く、秋季キャンプが新体制で出来なかったほど。春季キャンプでも、細かいプレーをするのに選手にそこまでの技術がなく、基礎から教えなければならなかった。

 しかし、そんな中からここ数年で選手が育った。精神的に子供だった筒香は1本打つ度に自信を付け、大人になった。ラミレス監督も桑原、倉本ら若手を信じ切って最後まで使い続け、育ってきた選手には彼らの“色”を付けた。そうすることで、選手にも常に試合に出場する「自覚」と「責任」が生まれた。

 12球団で唯一、CSに進出していない球団だった。カヤの外に置かれていた寂しさは人一倍だった。まずは「CS進出」を目指してコーチも引き受けたのだから、OBとしても元コーチとしても、ホッとしている。(元DeNAコーチ、野球評論家)

最終更新:9月20日(火)11時56分

スポーツ報知

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