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【DeNA・番記者が見た】ラミ監督のオモテナシ

スポーツ報知 9月20日(火)11時3分配信

 「アイーン!」も「ゲッツ!」も「ラミちゃん、ペッ!」もない。強いて言うなら、春季キャンプでポーズを求められた時に繰り出した「せ~の、ビクトリー!」というダブルピースくらい。それも、いつのまにか目にすることはなくなった。

 キヨシ監督から受けたバトン。エンターテイナー路線の継承は間違いないだろうと思っていたら、ラミレス監督が歩んだ道は似て非なるものだった。グラウンド上は一切、おふざけなし。現役時代の豪快な印象とは裏腹に、その頭脳は明せきで、むしろ細やかだった。

 8月28日の練習前。記者が誕生日だったこともあり、厚かましくも「今日、マイ・バースデー」と声をかけた。「オー、オメデトウ」との祝福の言葉の後で、こう続けた。「カジとイッショね」。実はこの日、梶谷も28歳の誕生日だった。「数字には強いんだ」と自負していたが、そこまで覚えているのかと私が驚くと「全員ではないけど、もちろん記憶しているよ」とニヤリ。選手の誕生日まで把握する勤勉な姿は、さながら優秀な営業マンのようだった。

 練習中は日本語で選手に話しかけ、笑いをつかむ。春季キャンプ中、宜野湾の居酒屋で開いた報道陣との懇談会では、座敷席で長テーブルに分かれて座ると「みんなと話がしたいから、15分ずつ交代で私のテーブルに来てくれ」と提案。自ら仕切り始めた姿は宴会部長のようでもあった。

 現役時代には年齢詐称がウワサされたこともあるが、CSに導いた生真面目なオモテナシを見るにつけ、本当は日本人なのではないだろうか、と疑い始めている。(16年担当・神原 英彰)

最終更新:9月20日(火)22時38分

スポーツ報知

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