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【DeNA】筒香、不動の4番打!CS祝福タイムリー

スポーツ報知 9月20日(火)6時7分配信

◆DeNA3―1広島(19日・横浜)

 入団7年目、初のCS進出を決めた筒香の口をついて出たのは、何よりもファンへの感謝だった。「僕たちがファンの方が誰一人入らない場所でプレーするとしても、そこに何の価値もない。ここまで来られたのも、声援があったからです」。主将として、4番として、降りしきる雨の中、客席を青く染めた2万7001人のベイ党に頭に下げた。

【写真】CS進出を決めたウィニングボールを掲げ、喜ぶラミレス監督

 感謝の思いは、バットに込めた。1点リードの6回2死二塁。広島・薮田の初球の直球を捉え、火を噴くような超速ライナーでライト前にはじき返して大きな1点を刻んだ。近づいてきたCS切符を、ぐっとつかむ祝福打。「無死満塁でも2死無走者でも関係ない。ただ、ボールを打つだけです」と平然と言った。

 この男なくして、歓喜の時を迎えることはできなかった。出場全129試合4番に座り、巨人・松井秀喜と並ぶ高卒7年目の40本塁打。102打点をマークし、ヤクルト・山田とのバットマンレースでもリーグ2冠に立って、球界の話題を席巻した。スランプがなかった要因は、独特な不動心だ。

 「バットが出てこないとか、疲れとか、ここで打てずに点が入らなかったらどうするとか…そういう勝手に作るストーリーにはまらないように、事実だけを見ている」。目に見えない何かは信じない。目の前の投手からボールが放たれる瞬間に集中し、結果を残した。ラミレス監督は「隠すことなく彼がMVPであり、NO1のヒッターだ」と称賛した。

 そんな最強スラッガーがCS第1ステージでは巨人の前に立ちはだかる。「個人的な自分の心境で言えば、勝負に変わりはない。勝手なストーリーを作らずに勝負を楽しみたい」と最後まで筒香節で締めた。ゴジラでも、山田でもない―。筒香は筒香として、日本一に続く唯一無二の道を歩む。(神原 英彰)

最終更新:9月20日(火)22時39分

スポーツ報知

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