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「リオの応援は世界一」家族、スタッフ、観客一丸で手にした銀/パラリンピック

産経新聞 9月19日(月)8時5分配信

 「チーム道下」がリオデジャネイロ随一の観光地、コパカバーナ海岸を激走した。今大会初実施の陸上女子マラソン(視覚障害)。初夏の熱い日差しが照りつける中、身長144センチ、日本の小さなエース、道下が粘り強い走りでメダルを獲得した。

 この種目の元世界記録保持者。2015年にロシアの選手に塗り替えられ、勝負に対する意識の低さを実感したという。「もう一度記録更新」を目指して、猛練習に励んできた。福岡に練習拠点を置き、支援者らが「チーム道下」を結成。普段の練習にも10人ほどのランナーが付き添い、「一丸でメダルを取る」とリオ入りした。

 小刻みなステップで走る道下のペースは折り返し地点を過ぎても落ちず、25キロから30キロの区間で2位に上がり、そのままの順位を守り抜いた。

 ゴール直後、道下は観客席の家族のもとへ駆け寄り、抱きしめた。「レース中、日本と同じぐらいの歓声をもらい、大きなパワーをもらった。リオの応援は世界一。出せる自分を全て出し切った」と、39歳は感無量の表情だった。(佐々木正明)

最終更新:9月19日(月)8時5分

産経新聞