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【ビッくらぼんの365日・芸人日記(134)】自虐ネタを音楽に乗せて爆笑を誘う名古屋生まれの黒人ギター侍

サンケイスポーツ 9月20日(火)16時0分配信

 ぶらっくさむらい(35、ソニー・ミュージックアーティスツ所属)★デビュー・2012年

 くらぼん先輩がシルバーウイークで長期休暇中のため、代わりに後輩のちゅんが担当します。

 今回はカメルーン人の父と日本人の母を持つハーフピン芸人・ぶらっくさむらいです。スキンヘッドに濃厚顔のダンディーな風貌で、郷ひろみ(60)、長渕剛(60)ら大物歌手のヒット曲や自虐ネタを流暢な日本語で歌うギター漫談で人気急上昇。2013年から3年連続でピン芸人日本一決定戦「R-1ぐらんぷり」の3回戦進出を果たすなど、異色のハーフ芸人としてメキメキと頭角を現してきた。

 --何だか芸人っぽくないですね

 「よく言われるんですよ。実は30歳ぐらいまで、ずっとバンドとか音楽をやっていました」

 --確かにバンドマンっぽい!

 「ホントっすか? うれしいっす。もともとは音楽が大好きで、ミュージシャンになりたかったんですよ。ちょっと自己紹介しますね。僕はカメルーンと日本のハーフなんです。でも、名古屋生まれの名古屋育ち。あっ! 名古屋弁は得意です(笑)」

 --カメルーンの公用語である英語やフランス語は話せるの

 「全くしゃべれないですね。本名も武内剛(たけうち・ごう)って言うんですもん」

 --カメルーンに行ったことは

 「ないですね。アフリカにも行ったことがない。だから、日本語しか話せなくて…。それがずっとコンプレックスだったんです。日本語しか話せないのって、やっぱりイジられるんで…。それで23、4歳の時に一念発起してお金をためてアメリカに語学留学に行ったんですね」

 --どのくらいの期間留学していたの

 「2004年からニューヨークに。1、2年で帰ってきて、日本で音楽で勝負しようと思ったんですよ。でも、漠然としていましたね。しかもアメリカは楽しくて、1年だと英語もあまりうまくならないので、また向こうに行って、ニューヨークで演劇の学校に3年通ったり、ちょっとした舞台に出たりしていました。気づいたら7年ぐらいたってたんですよ」

 --帰国した理由は

 「母親とかに『そろそろ戻ってきなさい』って言われたので(苦笑)。それで日本に戻ってきて、ちょっと音楽をやっていたんですけど、日本の音楽シーンってアニソンとかアイドルとかが流行している時期で、僕は年齢も30歳を超えてたのでジャンル的に厳しいなって思ったんですね」

 --それでどうして、お笑いの道へ

 「いろいろネットとかを見ていたら、お笑いでAMEMIYAさんって方がギター漫談で『冷やし中華始めました~♪』っていうのを歌っていて、こういうスタイルもあるんだと知って、AMEMIYAさんがいる事務所を調べたら、今の事務所だったんです」

 --自分からドアをたたいたんですね

 「そうですね。もうひとつ言うと他の事務所も調べたんですけど、どこも養成所に入学しないといけなくて、今の事務所は誰でも来ていいよみたいな感じだったので、ここにしました」

 --ピン芸人ではなくて、コンビを組もうとは考えなかった

 「考えなかったですね。半年から1年ぐらいは笑い取れなくて悩みましたけれど…。一人の方が、自分がやりたいスタンスでやれますから」

 --芸人としてスタートしたのはいつから

 「2012年の9月ですね」

 --最終的にお笑いにたどり着いた

 「はい。最初は訳が分からないネタとかやってたんですよね。僕はギターの弾き語りができるんですけど、あるとき、自分はハーフだという生い立ちを面白おかしく歌ったら、初めて笑いが取れたんです。こういう感じの方がウケるんだと分かって、そこからは自分のことを音楽ネタ、歌ネタにしてやっていますね」

 --音楽ネタだと、お笑いコンビ、テツandトモのなんでだろ~♪が2003年の新語・流行語大賞を取りました

 「そうですよね。僕も頑張りたいですね」

 --今後の目標は

 「1、2年目は、まず笑いを取らないといけないと思って、お笑いファンに受けるネタをやっていたんですけど、もともと僕は音楽が好きなので、最近は音楽とお笑いの中間ぐらいのをやっています。そうしたら逆にお笑い好きのお客さんにも受け入れられたりしたので…」

 --今後は、音楽ネタで勝負するということですね

 「実は、お笑いの中では音楽ネタをやる人はちょっと浮いているんです。基本は、やっぱりコントや漫才が多い。でも、僕は音楽ネタしかないから、自分にしか作れないものを作って、もともとアーティストを目指していたときに出たかった音楽のライブやフェスにも出られたらいいなって思っています」

 --我流の道を突き進んでブレークする

 「そうですね。(音楽ユニットの)水曜日のカンパネラよりは面白いラップができる自信がありますから(爆笑)」

 --今後は23日に東京・千川びーちぶで行われるピン芸人限定ライブ「絶ピンライブ」をはじめ、24、25日に埼玉・スーパーオートバックス大宮バイパス店で行われるお笑いイベント「スーパーオートバックスお笑いライブ」、25日には東京・千川びーちぶで所属事務所主催のライブ「第116回SMAイディオットライブ(笑)」にも出演と、大忙しですね

 「ありがとうございます。いつもスケジュールはツイッターで発信しています。ライブ情報とかはブログでも発信しているので、多くの人に自分のネタを見てもらえたらうれしいですね」

 --芸人をやっていて、やっぱりアーティストになりたいなって思ったことはある

 「それはなかったですね。多分、独自のジャンルっていうのができてきたので」

 --ちなみに結婚は

 「独身、独身です!!」

 --どういう人がタイプ

 「清楚な…いい人いないですかね? 僕は女性であれば誰でもウエルカムですよ」

 --結婚するときは、お祝い原稿を書くので必ず教えてね!

 「ホントっすか?ぜひお願いします。必ず言いますね!!」

最終更新:9月20日(火)16時0分

サンケイスポーツ