ここから本文です

台風耐え大サイズ 北海道でタマネギ、ジャガイモも収穫進む

北海道新聞 9月19日(月)11時0分配信

出荷量に大きな目減りなし

 8月後半から続いた台風の影響で、主産地の十勝やオホーツクを中心に遅れていた道産のジャガイモやタマネギの収穫作業が本格化している。大雨で水に漬かるなどした畑が乾くまで収穫機が使えず、出荷量の目減りが懸念されたが、ホクレンなどによると、現時点ではともに大きな落ち込みはみられていないという。

急激な値上がり避けられそう

 帯広市大正地区では、主力の「メークイン」の収穫がたけなわだ。一連の台風で浸水した畑もあったが、その後の天候回復で畑の乾燥が進み、今月3日ごろから機械による収穫が急ピッチで進む。帯広大正農協によると、収穫量は当初目標より2割少ない約2万1千トンを見込むが、「このような気象にも強いのがジャガイモ。多くの人に味わってもらいたい」と話す。

 浸水被害が起きた北見市常呂町のタマネギ畑でも大型機械が忙しく動き回る。常呂町農協によると、収穫作業は8月25日ごろから始まったが、その後の台風で何度も中断を強いられ、例年なら5割近い畑で終わっている作業が今年は3~4割程度にとどまるという。収穫したタマネギは大きなサイズが多く、「水に漬かり収穫できないものがあっても、全体の重量は平年より多くなるかもしれない」(同農協販売課)という。

 十勝産とオホーツク産のジャガイモとタマネギは合わせて、それぞれ国産の6割、4割。ホクレンによると、出荷量は、ジャガイモが台風や作付面積減少の影響で平年よりやや少ないが、タマネギは平年並みに回復しており、「台風による品質低下の心配はあるが、出荷量が例年より極端に落ち込むことはなさそう」(玉ねぎ馬鈴しょ課)という。全国的な品薄による価格の高止まりが続く半面、このままなら急激な値上がりは避けられそうだ。

北海道新聞

最終更新:9月19日(月)11時0分

北海道新聞