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魅惑的製品へこだわり抜け 元本田技研・保坂氏

佐賀新聞 9月19日(月)13時26分配信

F1開発や創業者秘話 ものづくりの極意伝授

 県内のものづくり産業の発展に向けた地域活性化セミナーが15日、佐賀市で開かれ、元本田技術研究所常務取締役の保坂武文氏が講演した。在職中の経験を交えながら、ものづくりに大切な心構えや組織内の活性化に効果的な取り組みについて話した。

 保坂氏は、2000年に不振に陥っていたF1レースの全体統括責任者としてエンジン開発に携わった経験の中で、再起を誓う若者の熱意に触発されて海外メーカーと水面下でレーシングマシンの設計を行い、その後の躍進につなげたことを紹介。当時仕事時間の3割は自分のしたいことに注力できる社内文化があり、「やる気や気概のある社員を発掘するには絶好のシステム」と話した。

 創業者・本田宗一郎氏の秘話の中で、自転車に着想を得て発明したスーパーカブのハンドルの曲線美を追求するため、日本中の神社を訪ねて鳥居の形状を参考にしたことを紹介。保坂氏は「事業繁栄には魅惑的な商品が必要で、こだわりにこだわり続けることが大切」と訴えた。

 また、事業や商品作りの話し合いには年齢や役職、専門分野を超えた「全員参加型開発」で自分の考えを表現できる場を設けることを勧めた。

 セミナーは県プロフェッショナル人材戦略拠点が主催。県内企業の経営者ら約130人が参加した。

最終更新:9月19日(月)13時26分

佐賀新聞

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