ここから本文です

「60歳からの主張」熱っぽく

デーリー東北新聞社 9月19日(月)11時44分配信

 青森県十和田市の医療や介護関係者らによる市民団体コミュニティワーク礎が主催する「60歳からの主張、弁論の集い」が18日、市民文化センターで開かれた。同市や六戸町の10人が人生を振り返りつつ、今後の抱負を披露。チョウの採集に全国を飛び回る鳥谷部一嘉さん(76)が最優秀賞に選ばれた。

 集いは、高齢者が自分の考えを披露する場をつくろうと昨年に続き2回目。市民約300人が来場した。

 鳥谷部さんは、教員を退職後、大好きなチョウの採集に没頭。夢中でチョウを追い掛けるあまり、大けがした話で笑いを誘った。

 「チョウの好きな子どもが一人でも増えればいいな」との思いから、小中学校での標本の展示や標本作り教室に取り組んでいることを紹介。「チョウのおかげで退屈することなく過ごしている」と話した。

 新設の記者賞には、全国に散らばる兄弟に母の近況などを記したはがきを継続的に出していることを発表した横田信行さん(66)が選ばれた。

 この他、戦争体験の継承、インターネットでの若い世代との情報交換、自分が営む民宿での多くの出会い、ボランティア活動などさまざまな生きがいが披露された。

 弁論に先立ち、青森県上北地域県民局保健総室の傳法谷純一総室長が「健康で長生きするためにはどうすべきか」をテーマに講演した。会場には、市内の介護事業所の利用者が制作した作品が展示された。

デーリー東北新聞社

最終更新:9月19日(月)11時44分

デーリー東北新聞社