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ゴジラ撮影秘話披露 宝田明さんトークショー  展覧会「特撮のDNA」

福島民友新聞 9月19日(月)11時43分配信

 福島県三春町の福島さくら遊学舎で開催中の展覧会「特撮のDNA」のゴジラウイークのイベントとして、第1作「ゴジラ」(1954年)をはじめシリーズ6作品に出演した俳優宝田明さん(82)を招いたトークショーが18日、現地で開かれた。

 宝田さんは県内外から駆け付けたファンを前に「日本は広島、長崎、第五福竜丸と3度核の被害を受けた。ゴジラは東宝が世界に核廃絶のメッセージを発信した映画」と、ゴジラ誕生について語った。

 宝田さんは俳優デビューからゴジラ作品の主演に選ばれるまでの経緯などを交え「(出演者にも)特撮の現場は見せてもらえなかった。ゴジラがどういう状況か分からず演技に苦労した」と撮影の裏話を披露した。

 特撮を手掛けた円谷英二監督(須賀川市出身)については「匠(たくみ)の中の匠。多くの人が薫陶を受け、その技術は今日まで脈々と受け継がれている」と強調。ゴジラが水爆実験の影響で生まれたとの設定には「ゴジラがいくら暴れても単なる破壊者ではない。あの鳴き声も被爆者としての悲しい雄たけびに思えてならない」と述べた。

 150人の来場者は「ゴジラは同級生」と語る宝田さんの話に聞き入り、作品へのあふれる思いを感じ取っていた。

◆サイン会で交流

 トークショー後にサイン会が開かれ、来場者が色紙やゴジラグッズにサインをもらい、宝田さんと握手を交わした。東京都から参加した矢内露紀さん(31)は「初めて聞く話もあり、面白かった。宝田さんのゴジラへの愛情を感じた」と話した。

福島民友新聞

最終更新:9月19日(月)11時43分

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