ここから本文です

厚木爆音訴訟の最高裁決定に批判の声相次ぐ 全国の原告が交流集会

カナロコ by 神奈川新聞 9/19(月) 11:03配信

 全国の基地で航空機騒音の解消を求める訴訟の原告が意見交換する交流集会が18日、東京都昭島市で開かれた。全国6基地、7原告団から約100人の関係者が集まり、厚木基地(大和、綾瀬市)の訴訟で米軍機の飛行差し止め請求を退けた最高裁の決定に批判の声が相次いだ。

 「厚木基地周辺の住民は、米軍機の騒音被害についてなすすべがないことを最高裁が認めたことになる」。弁護団の石黒康仁弁護士は、最高裁が15日に「厚木基地第4次爆音訴訟」で米軍機の飛行差し止め請求に対する上告を受理しなかった決定に触れ、こう悔しさをにじませた。

 横田基地(東京都)近くに住む男性も、「自宅の上空を米軍機が飛び、墜落の危険にさらされている。国家の安全保障は個人の安全を優越するのか」と怒りをあらわにした。全国の原告団の連携強化を呼び掛けたのは、普天間基地(沖縄県)の訴訟団事務局長(63)。ゲート前で抗議活動を行うなど法廷外でも声を上げ続けていることを紹介し、「裁判と日常生活を守ることは車の両輪。厚木や横田でも参考にしてほしい」と語った。

 集会後、厚木と同様に米軍機の飛行差し止めを求める沖縄・嘉手納基地訴訟原告団事務局長(65)は、「最高裁の決定は国民を守る義務を放棄しているようなもの。嘉手納にも大変な悪影響になる」と、厚木訴訟が他の訴訟に与える影響を懸念していた。

最終更新:9/19(月) 11:03

カナロコ by 神奈川新聞