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沖縄の神社で魔物払いの儀式 草を結んだお守り「サン」とは…

沖縄タイムス 9/19(月) 14:30配信

 旧暦8月9日の「シバサシ(柴差)の日」に当たる9月9日、魔物を追い払う儀式「サンサガシウガン」が沖縄県名護市内の安和神社で行われた。小さな太鼓(臼太鼓)を手にした比嘉春子さん(87)ら4人が太鼓を手に「月踊り節」「坂本節」などをうたい上げ、神社に米と白餅が供えられた。

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 魔物が家や屋敷を汚すのを防ぐ物忌み行事で、屋敷の四隅や軒などにススキの葉を結んだ「サン」または「ゲーン」を差したり立てたりして、神棚に小豆入りの強飯「カシチ」を供えて祈願する風習がある。

 名護市数久田(すくた)区では柴差を「ピージャイヅナ」と称し、左巻きで編んだ縄にサンを差し各家の門に張り巡らした。

 地域の高齢者宅へお裾分けするという滝の子保育園の職員らは8日、同園の車庫でサン作りに汗を流した。近くの山でススキを刈り取って来た職員の玉城正さん(31)は「300本ほど作る。小さい頃からサンを見て育ったから大切な風習です」と話す。

 自分で左縄を編みサンを取り付けた棚原ヨシさん(83)は「魔よけのサンは旧暦15日のウチャトウする前に外し、縄は塩で清めて来年使います」と話した。(玉城学通信員)

最終更新:9/19(月) 19:35

沖縄タイムス