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五所川原十三地区で30年ぶり稚児行列

Web東奥 9月19日(月)11時19分配信

 青森県五所川原市十三地区で18日、地区住民の心のよりどころになっている神明宮(工藤千木宮司)の遷座330年奉祝祭が行われた。同地区では30年ぶりという稚児行列が通りを練り歩き、ふだんは静かな漁村集落が活気づいた。
 神明宮によると、約370年前、伊勢神宮に仕える御師(おんし)が奥津軽に入り、1648(慶安元)年までに同神社を十三地区に勧請(かんじょう)したという。1687(貞亨4)年に現在地に移った。
 神事に先立って行われた稚児行列では、高げた姿の猿田彦に続いて、市浦小学校や「みどりの風こども園あとむ」の子ども約40人が続き、南北に細長い集落の約3.5キロを練り歩いた。稚児行列を行うのは遷座300年祭以来という。
 男の子は烏帽子(えぼし)、女の子は冠をかぶり、装束姿の子どもたちは、手綱を握ってみこしを引っ張った。沿道には多くの人が集まり「かわいい」「稚児行列なんて久しぶりだね」などと話しながら、声援を送った。
 市浦小4年の豊島彬仁(あきと)君は「きょうは暑くて大変だけど、頑張って最後まで歩きます」と話した。
 遷座330年に合わせて、総代らは大鳥居の新築などの記念事業に取り組んだ。工藤一臣名誉宮司(70)は「地区は人口減少が続いているが、若い漁師が移り住むなど明るい話題もある。今後も、総代らと一緒に神社を守っていきたい」と力を込めた。

東奥日報社

最終更新:9月19日(月)11時19分

Web東奥