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元アイドル太田美知子さん 農家に嫁ぎ朝4時半起きの毎日

日刊ゲンダイDIGITAL 9月20日(火)9時26分配信

 アイドル全盛期の70年代後半。ポスト「ピンク・レディー」として77年にデビューした3人組アイドル「アパッチ」が注目を浴びた。「家族そろって歌合戦」や「8時だョ!全員集合」のアシスタントとしても人気を集めたものだ。今回登場する太田美知子さん(58)は、「ミッチー」の愛称で人気だった元メンバー。今どうしているのか。

■お見合いを縁に「農家の嫁」に

「農地が約2000坪、自宅と作業場、経営している駐車場やアパートの敷地が約1000坪。全部でざっと3000坪がウチの土地です」

 東京・新宿から西武新宿線で約25分の花小金井駅。さらにクルマで5分ほど走った小平市鈴木町の岡田農園へ行くと、太田さんが作業の手を休めて話してくれた。元アイドルだった太田さん、農家に嫁いでいたのだ。

「岡田家は江戸時代から続く農家で、私は87年に跡継ぎの1歳上の主人と結婚しました。早いものでもう29年。日焼けも気にしないで、毎日、畑仕事をしてますよ」

 アイドルが農家に転身とは意外だが、ご主人とはどんなご縁が?

「実はお見合いなんです。親戚に紹介していただいて、初めて会ったのが結婚の前の年。口数は少なかったけど、『素朴で人が良さそうだな』って。あとはトントン拍子でした。いざ結婚したら1週間もしないうちに地下足袋をはいて畑に出てましたよ。農家の嫁だからしょうがないわ。フフフ」

 主に栽培しているのは梨。毎年8月上旬から9月下旬にかけて収穫を行う。今がシーズンだ。

「品種は『幸水』『豊水』『菊水』『稲城』の4種類を扱っています。宅配ギフト用が6割、直売とスーパーや小売店への卸が4割といったところでしょうか。あと梨狩りもできます。毎年、お子さん連れ400人ほどが楽しんでますよ」

 農園への入り口には直売所があり、“低農薬栽培”が売りのとれたてのトウモロコシやナス、キュウリが並んでいる。

「直売所は83歳になるおばあチャン(義母)の担当です。朝8時に開けて、お昼前には完売するほど評判がいいんですよ。ただ、そのために朝が早い早い。毎朝4時半ごろに起きて、朝ごはんの前に収穫を終わらせなきゃいけなくて。やっぱり新鮮な野菜は味が濃くておいしいですからね」

■「8時だョ!全員集合」の思い出

 さて、太田さんが生まれたのは豊島区南長崎。日本テレビ音楽学院(現・日テレ学院タレントスクール)でアイドル歌手を目指していたところ、オーディションで“アコ”こと阿部美和子、“ヤッチン”こと矢沢泰代と「アパッチ」メンバーに抜擢された。短大1年、18歳だった。

「当時話題になったメドレーソング『ソウルこれっきりですか』(CBS・ソニー)が予想以上に売れたため、テレビ番組用のアイドルユニットをつくろうというのが、そもそもの企画でした。初のテレビ出演はTBSのワイドショー『3時にあいましょう』。オーディションからたった13日後のことです。メドレーとはいえ、13曲もの歌詞と振り付けを覚えさせられ、その間に取材がミッチリ。ホント、寝る時間がなかったですね」

 解散は81年。それまでにシングル7曲をリリースした。

「一番の思い出といえば、『8時だョ!全員集合』にアシスタントとしてレギュラー出演してたことですね。少年少女合唱隊のコーナーでは、ゲストの真後ろでしたし、エンディングの『いい湯だな ビバノン・ロック』を歌ってる時は、前列の向かって左にいました。今、その映像がユーチューブで見られるんですよ」

 解散後は、ラジオ関東(現ラジオ日本)でパーソナリティーをしながらタレント活動を1年続け、芸能界を引退。その後、OLを3年経験した。

「主人とはそんな時の縁談でしたから、ちょうど良かったんです」

 お子さんは社会人の長男に大学3年の次男の2人。

最終更新:9月20日(火)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。