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YAZAWA、VAMPS、ももクロ、TUBE!「氣志團万博」雨を吹き飛ばす熱演で大団円

音楽ナタリー 9月20日(火)0時40分配信

氣志團主催の野外フェスティバル「氣志團万博2016 ~房総ロックンロール・チャンピオン・カーニバル~ Presented by シミズオクト」が、9月17日と18日に千葉県・袖ヶ浦海浜公園で開催された。この記事では18日の模様をレポートする。

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ぐずついた天気の中、MOSSAI STAGEには「WELCOME ACT」のSAが登場。彼らは「START ALL OVER AGAIN!」でイベントの口火を切り、「心の中の太陽見せてくれ!」と熱いアクトで朝一番からオーディエンスを盛り上げた。YASSAI STAGEに「炎のファイター ~INOKI BOM-BA-YE~」が鳴り響くと、花道には開会宣言を務めるアントニオ猪木が現れる。氣志團のメンバーも駆けつけ、綾小路翔(Vo)は猪木の闘魂注入を全身で受け止めた。「1、2、3、ダー!」の掛け声で会場が1つになったあと、ステージではSiMのライブがスタート。背中に「死夢」と刺繍された学ランをまとった4人は「Faster Than The Clock」「KiLLiNG ME」などの楽曲でダイバーやウォールオブデスを続出させ、観客の熱気を高めた。

MOSSAI STAGEに登場した私立恵比寿中学は、全員が白のフェミニンなワンピース姿。安本彩花は「去年までのひねくれたスケバンエビ中とは違う、王道アイドルソングで勝負したいと思います」と語り、「誘惑したいや」「アンコールの恋」「まっすぐ」といったナンバーを丁寧に歌い上げた。その後のYASSAI STAGEでの東京スカパラダイスオーケストラのライブでは、2曲目「Paradise Has No Border」でサプライズゲストとしてさかなクンが登場。バスサックスを華麗にプレイし観客の大歓声を浴びる。氣志團のカバー「ゴッド・スピード・ユー!」の演奏中には、谷中敦(B.Sax)が綾小路翔から何度もコラボCDのリリースを懇願されていることに触れ「ライブで命がけのセッションをすることもコラボじゃないのか!」と叫び、氣志團のメンバー全員を呼び込んで迫力のセッションを展開した。曲が終わると綾小路は「これ、本当のコラボだと思ってます。ただ……」と谷中に何か言いたげな様子を見せるが、谷中は「いやー、よかったよ! またやろうぜ!」と綾小路の肩を叩いて話を打ち切り、観客を大爆笑させた。

オープニングセレモニー、綾小路翔とのコラボレーションなどで5年連続で出演しているものの、単独では初のライブアクトとなった森山直太朗は、MOSSAI STAGEに登場すると深く一礼。1曲目の「夏の終わり」から伸びやかな歌声を届ける。彼はユーモラスなMCで氣志團との出会いを振り返り「野外フェスが苦手だった俺にこんな素敵なステージをプレゼントしてくれた翔やん、そして氣志團に、普段言えない『ありがとう』を」と話すと、御徒町凧とともに氣志團「鉄のハート」のカバーを披露。演奏に飛び入り参加した綾小路は、愛のこもったカバーに照れくさそうな表情を見せた。続いてYASSAI STAGEでは「初めてのフェスでちょっと興奮してます! 」というTUBEが「シーズン・イン・ザ・サン」でライブを始める。前田亘輝(Vo)は「この会場だけは真夏をイメージして!」と観客を煽り「夏だね」「Beach Time」とサマーチューンを連発。ラストの「あー夏休み」では大合唱を巻き起こし、笑顔でステージを去った。

初出演のTHE COLLECTORSはMOSSAI STAGEにて「MILLION CROSSROADS ROCK」「世界を止めて」「スィート・シンディ」など5曲を演奏。圧巻のUKロックサウンドでオーディエンスを魅了した。YASSAI STAGEの10-FEETは白いカッターシャツに黒いパンツ、メガネという真面目な学生風のいでたちでスタンバイ。「VIBES BY VIBES」「goes on」を演奏して会場を盛り上げ、TAKUMA(Vo, G)が「行くぞー!」とさらに煽っている中、ステージ袖から「お前らどこ行くんだよ? 修学旅行生か? どっから来たんだよ?」と因縁を付けながら氣志團の5人が登場する。有り金をカツアゲされたTAKUMAは「ジャンプしてみろよ」と小銭の有無を確認されたあげく「そのままずっと跳ねてろ!」とステージを去る綾小路に言い残される。すると彼がジャンプするリズムに合わせて「super stomper」の演奏が始まり、会場を大いに沸かせた。

MOSSAI STAGEでは、中島美嘉が「雪の華」「ORION」などをしっとりと歌唱しオーディエンスを魅了する。彼女は綾小路翔をステージに呼び込むと、ピンクの特攻服に着替えて「中島連合総長の中島美嘉だ、よろしく!」と挨拶。大歓声の中、2人は「ALL HANDS TOGETHER」を楽しそうに歌い上げた。続いてYASSAI STAGEではももいろクローバーZが「ももクロ万博」の開幕を宣言。玉井詩織が「お前らの夢と希望、うちのリーダーが責任とって大きくするぜ!」と叫び、百田夏菜子の胸元でふくらませた風船を割るパフォーマンスからライブを開始する。氣志團「愛 羅 武 勇」のカバーを披露した彼女たちは、大縄跳びをしながら「行くぜっ!怪盗少女」を歌唱。歌い終わりには座り込んでしまうほどの渾身のステージングを届けた。

クレイジーケンバンドのMOSSAI STAGEでのライブは「タイガー&ドラゴン」で幕開け。さらに横山剣(Vo)がグループ魂に提供した「欧陽菲菲」のセルフカバーも披露し、迫力満点のグルーヴで観客を踊らせる。横山は「イイネ! 今日は攻めのモードで来たんですけど『氣志團万博』のホスピタリティに包まれて戦意喪失です(笑)」と初出演の喜びを語り、「皆さんを愛で殺します!」と宣言して力強いボーカルを響かせた。5年連続出演のVAMPSはYASSAI STAGEで「DEVIL SIDE」「MEMORIES」などを披露。HYDE(Vo, G)は「また来ちゃったよ(笑)。毎年『今年が最後』って言ってるけど、こうなったら全部出るしかないなって」と今後も出演する意思があることを明かす。「GLAMOROUS SKY」ではゲストとして中島美嘉が登場し、HYDEとのツインボーカルでオーディエンスを大喜びさせた。

悲鳴のような歓声が上がる中、MOSSAI STAGEではthe GazettEが1曲目の「INSIDE BEAST」をプレイしヘドバンを巻き起こす。RUKI(Vo)は「一度頭を振ってしまえば変わりません。いけるか! かかってこい!」と煽り、「BLEMISH」「Filth in the beauty」などを連投しオーディエンスを熱狂させた。続くYASSAI STAGEに白いスーツ姿の矢沢永吉が颯爽と姿を現すと、フィールドは大歓声に包まれた。「今からロックンロール聴かせます」という短い挨拶の後、矢沢は「黒く塗りつぶせ」でライブをスタート。しなやかなステップを踏みながらステージを行き来し、「最高にいい風吹くね」と笑顔を見せた。「止まらないHa~Ha」では観客のタオルがいっせいに舞い、会場の熱気はピークに。矢沢は時折目をつぶり腕を広げ、全身でオーディエンスの声援を感じていた。ラストの「いつの日か」を歌い終えると、彼はバンドの演奏が続く中「ありがとう!」と舞台袖に向かう。「YAZAWA」タオルを背負った彼の後ろ姿がスクリーンに映し出されると、オーディエンスは改めて盛大な拍手を送った。

MOSSAI STAGEでのDJダイノジのパフォーマンスが終わり、大トリの氣志團のライブがYASSAI STAGEで始まる。炎が上がるステージ上に現れた5人は「ツッパリHigh School Musical(登場編)」「One Night Carnival」で観客を盛り上げる。綾小路は「お前ら矢沢さんで燃え尽きたんだろ? 楽屋のほうもそんな感じだった(笑)。でもスポーツのあとはストレッチが大事だよね。氣志團はお前らのストレッチだから(笑)」と、大トリの役目を彼らしい言葉で語った。

「彼女たちがいなかったら、氣志團万博はありません」という綾小路の紹介に続いて登場したのはももいろクローバーZの5人。セーラー服にサンタ帽のももクロは、氣志團とともに「SECRET LOVE STORY」を可憐にパフォーマンス。さらに綾小路は「1対1じゃ永ちゃんに勝てないけど、仲間を集めてどうにかしようとしてる(笑)」と話してクレイジーケンバンドの横山剣、スカパラホーンズを呼び込み「喧嘩上等」を披露する。すごみのあるコラボレーションに、場内からは大歓声が起こった。

ラストナンバーの「ツッパリHigh School Musical(出発編)」では、この日の出演者の名前をライブの写真とともに曲中で改めて紹介。綾小路は「日本のアーティストをこんなに愛してくれてありがとう。またみんなで集まりたいね」と、集まった観客に感謝を述べた。その後MOSSAI STAGEではDJダイノジが締めのDJパフォーマンスを展開。最後にSMAP「オリジナル スマイル」を流し、オーディエンスに笑顔をもたらした。

今回の「氣志團万博」の模様は11月19日(土)と20日(日)に、WOWOWにて合計12時間にわたって放送予定。11月13日(日)には「本放送直前スペシャル」と銘打った事前番組も無料放送される。

WOWOW「氣志團万博2016 ~房総ロックンロール・チャンピオン・カーニバル~本放送直前スペシャル」
2016年11月13日(日)12:45~

WOWOW「氣志團万博2016 ~房総ロックンロール・チャンピオン・カーニバル~」
2016年11月19日(土)15:00~
2016年11月20日(日)15:00~

最終更新:9月20日(火)0時40分

音楽ナタリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。