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戦国時代の城・館知って 高松で企画展

産経新聞 9月20日(火)7時55分配信

 香川県内にあった戦国時代の城や館の姿などを今に伝える企画展「守る・攻める 城と館」が、高松市香南歴史民俗郷土館(香南町由佐)で開かれている。当時の遺構から見つかった杯や壺などの出土品のほか、古地図や現在の様子が分かる写真約50点をパネルで紹介している。25日まで。

 県資料館協議会が、県内にある約400の城と館を広く知ってもらおうと、昨年度から10館を巡回している。

 同郷土館は、戦国時代に由佐城があった場所にある。城跡から出土した器類の遺物や、地元を統括していた由佐家と交流のあった生駒家と交わした文書なども紹介している。

 パネルでは、城の現在の写真と城跡縄張図を並べ、長宗我部氏が讃岐侵攻した前後にあわせて、城の防御が強固になっていく過程が分かるように工夫している。

 自宅近くの勝賀(かつが)城(高松市鬼無町)の保存活動に携わる東憲治さん(66)は「城は昔から身近にある存在。当時の人がどんな暮らしをしていたのか考えながら展示を見ると、ロマンを感じる」と話した。

 郷土館学芸員の杉山有美さん(44)は「戦国時代の城は、こんもりとした土の砦(とりで)が多く、地域の人が集う場所だった。地元に根ざした城があったことを知ってもらえれば」と説明した。

 入場無料で開館は午前9時~午後5時。今後の巡回展は、11月22日から高松市国分寺町の讃岐国分寺跡資料館で開催される。

最終更新:9月20日(火)7時55分

産経新聞