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3被告、21日初公判 天竜川下り船転覆事故

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月20日(火)7時51分配信

 2011年8月に浜松市天竜区の天竜川で5人が死亡した川下り船の転覆事故で、業務上過失致死の罪で在宅起訴された運営会社の天竜浜名湖鉄道の安全統括管理者だった元営業課長(58)、元船頭主任(67)、元船頭(66)の3被告=いずれも同市=の初公判が21日、静岡地裁で行われる。元船頭主任は無罪を主張し、元営業課長、元船頭両被告は起訴内容を認める方針だ。

 3被告の弁護人によると、公判は計6回程度開かれる。来月31日に結審し、年内中にも判決が言い渡される見通しだ。初公判では検察側証人として、3被告の同僚だった元船頭の男性が出廷する。また、第2回公判以降は、弁護側の証人として不起訴処分となった同社の元社長が出廷し、被告人質問も行われる予定。

 起訴状によると、元営業課長、元船頭主任両被告は川底から急激に水が湧き上がる「噴流」の危険を回避するための訓練を船頭たちに実施させないまま船を運航させ、事故を未然に防ぐ業務上の注意義務を怠ったとされる。元船頭は、事故で死亡した船尾側の船頭=当時(66)=に操船を任せ、航路の状況を注視しないなど注意義務を怠ったとされる。

 3被告は15年3月に起訴された。同地裁での公判前整理手続きは証拠の絞り込み作業などに時間を取られ長期化していた。

静岡新聞社

最終更新:9月20日(火)7時51分

@S[アットエス] by 静岡新聞