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0差死守!鷹、窮地追いつき窮地しのいだドロー…工藤監督「ハラハラした」

サンケイスポーツ 9月20日(火)7時0分配信

 (パ・リーグ、ソフトバンク3-3オリックス=延長十二回規定により引き分け、25回戦、ソフトバンク14勝10敗1分、19日、ヤフオクD)ナインが息をのみ、声をからした。今季最長4時間58分の死闘を引き分け、ソフトバンクが首位を守った。同点の延長十二回。マウンドには26歳の成長株、岩崎がいた。

 「ストライクを欲しがって腕が振れないのだけはやめようと思った」

 十一回から2イニング目だ。3安打を許し、一死満塁でT-岡田にカウント3-1。直球勝負と腹をくくった。3球ファウルの後、内角151キロで空振り三振。代打・伊藤も遊飛に仕留めた。試合後、工藤監督はまず試練の守りを振り返った。

 「ハラハラした。『開き直って投げろ』としか言えなかったね」

 サファテではなく、2日前にも2回1/3を投げている右腕に託した。守護神は投球練習で腰に張りを訴えていた。「岩崎くんに任せてみようと。ことしの成長も考えて」。強化選手の筆頭として手塩にかけて鍛えた若手の続投を選んだ。

 開幕後も体力強化を続けて150キロ台の直球を手にした剛腕。先発7試合、救援24試合と場数も踏んだ。「先に結果を気にせず、集中できるようになった」。たくましくなった直球と精神力で、救世主になった。

 捕手も見逃せない。延長十回から育成出身、23歳の拓也だ。接戦での出番は初体験。直球と決めながら、首を振らせるサインも使うなど冷静だった。前日18日にマスクをかぶった九回に3失点。「きのうがあったから。やり返してやるという気持ちでした」。3イニングを無失点に導いた。

 底上げを証明する若いバッテリーで危機を脱して、21日から日本ハムとゲーム差なしで直接対決だ。指揮官は冷静に見据えた。

 「あしたは空くし、あした考えます。対策は大事。投げてくるのは大谷くんだろうし」

 大一番の前に、首位陥落を阻止した一戦も大きい。「こういう試合で一致団結できる」。ひとつ試練を乗り越え、今度は正真正面の天王山だ。

最終更新:9月20日(火)7時0分

サンケイスポーツ

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