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高岡のクリエーティブスタジオがギャラリー開設 刺しゅう作家初個展 /富山

みんなの経済新聞ネットワーク 9月20日(火)10時0分配信

 高岡にあるクリエーティブスペース「ROLE」(高岡市白金町5、TEL 0766-53-0022)が9月18日、新たな機能としてギャラリー「ROLE/GALLERY」を開設した。(富山経済新聞)

高岡の伝統的な技術が随所に施された展示スペース

 昨年4月、デザイナーの羽田純さんが自身のクリエーティブ活動を行う場として構えた同施設。空間内にはハイレベルな照明装置を設置し、スイッチや什器(じゅうき)など設(しつら)えのほとんどは高岡の職人の手によって作られた。展示台もデザイナーに特別に発注したという。

 羽田さんは大阪府出身。大学を卒業後、高岡市にある「芸文ギャラリー」(高岡市御旅屋)のキュレーターとして8年務め上げた。独立後、富山県を拠点に地元職人団体や商店などの広告、商品開発、イベント企画など形態を問わずさまざまなジャンルの「活動をデザイン」している。

 同施設をギャラリーとしてスタートするに当たり、羽田さんは「ただの事務所にするのではなく、『自分たちの目指す水準』を等身大で示す場所にしたかった。まずは自分の経験値を生かし、ギャラリーとしての機能を持たせた。今後、企画次第ではギャラリー以外の機能も持たせていく予定。今の自分のアートワークやセンスを反映できる場として、仕事でここに訪れるクライアントの方々にも見てもらえるきっかけとなれば」と話す。

 同日から、刺しゅう作家・大舘佳奈さんの初の個展「珠玉バブル」を開催。富山市出身の大館さんは、以前羽田さんがプロデュースを手掛けた「図工女子」のメンバーの一人で、現在は東京を活動拠点としている。同展では、今年5月より制作を始めた刺しゅう作品およそ20点を展示。立体作品やパネル作品、雑貨作品などカラフルな独自の世界観を発揮する。作品は一番大きいもので、横1メートル、幅60センチを超える。24日には刺しゅうのワークショップも行う。

 大館さんは「今回制作した大きな作品はブームが過ぎ去りそうで過ぎ去らない、自分的にもまだまだ愛すべきモチーフとなっているスイーツやキノコ、宇宙などがテーマ。今までは売る目的で作ることが多かったが、今回はひたすら作りたいものを作った。さまざまな技法を用いながら作り上げた、今自分のできる最大限の展示となっている。実物を近くで見ていただきたい」と話す。

 営業時間は11時~17時30分。10月以降は土曜、日曜定休。入場無料。展示は10月28日まで。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:9月20日(火)10時0分

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