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G由伸監督怒り心頭 高木が大ボーンヘッド

夕刊フジ 9月20日(火)16時56分配信

 セ・リーグ2位・巨人は19日・阪神戦(甲子園)で1-4と完敗。クライマックスシリーズ(CS)で下克上を目指すチームは、最終盤にきて集中力を失い、今季最大の危機を迎えている。

 戦前まで9勝1分と負けなしだった甲子園で、今季初黒星。いつか負ける日がくるとしても痛恨だ。高橋由伸監督(41)は「1つのミスでなかなか乗り切れなかった」と振り返ったが、草野球でもお目にかかれない大失態が飛び出した。

 先発した高木勇人投手(27)が、独り相撲の投球で2回までに4失点。3回2死の打席で汚名返上とばかりに左越え二塁打を放ったが、続く長野の右翼線二塁打で生還できず。その理由について高橋監督は「オレもよく分からないんで、みなさんで取材してください」とさじを投げた。

 高木は沈痛な面持ちで「どこにボールがいったか分からなかった。凡ミスです」。打球を見失ったとしても2死なら無条件でスタートを切るはずだが、アウトカウントも頭から吹っ飛ぶほどに動転してしまったのか。村田ヘッドコーチは「論外や。本人に聞いてくれよ、理解できん。ボーンヘッドやん」と目を三角にして憤慨した。

 三塁ベースコーチの大西外野守備走塁コーチは「高木もそうやけど、長野もフェアと確認するまで走ってない。打って走るのは野球選手の基本。この時期にそういうことが起こるのは、オレと井端(内野守備走塁コーチ)の責任」と話した。

 17日のヤクルト戦(東京ドーム)で、観戦した老川オーナーが「とにかく失策が多すぎる。せっかくのチャンスも自滅している。もっと危機感を持って、気を引き締めてほしい。こんなことを繰り返していては困る」と苦言を呈したばかり。高橋監督も「集中してないとは思っていないが、ミスが出るとなかなか勝てない」と歯がゆそうだ。

 5月下旬に7連敗を喫した際は、選手全員で危機感を共有する空気があった。だがV逸で目標を失った今のチームには、ギクシャクとした危機感が広がりつつある。

 この日勝って初のCS進出を決めた3位・横浜DeNAが、2・5ゲーム差まで接近した。就任1年目の高橋監督は、この苦境をどう打開するのか。 (笹森倫)

最終更新:9月20日(火)17時17分

夕刊フジ