ここから本文です

1時間の雨量95ミリ 観測史上最多に迫る 洲本

神戸新聞NEXT 9月20日(火)22時54分配信

 20日午後、兵庫県に最接近した台風16号は、県内各地に爪痕を残した。気象庁によると、1時間に95・0ミリと観測史上最多記録(95・2ミリ)に迫る猛烈な雨となった洲本市では、市街地や道路が冠水。神戸市では最大瞬間風速で県内最大の26・8メートルが観測され、風にあおられて転倒、負傷する高齢者らが相次いだ。

 洲本市では、中心部にある堀端筋や「コモード56商店街」が、同日午前11時半ごろに冠水。川のように水浸しになり、一部の店舗は床下浸水した。同商店街の東端にある弁当店の男性店長は「急いで土のうや段ボールを出入り口に積んだが、20センチほど浸水した。後片付けが大変だ」と肩を落とした。

 淡路3市では、同日早朝から避難準備情報や避難勧告が相次いで発令され、最大時に計53世帯69人が避難。南あわじ市阿那賀の公民館に自主避難した70代の独居女性は「自宅は築50年もたつので不安。集まって誰かと話をしている方が安心できる」と語った。

 神戸市でも同日正午以降、須磨、垂水、北、西の各区の計約4万4千人に避難勧告が出され、最大時に計84世帯126人が避難。また、市内で強風にあおられて60~90代の男女12人が転倒し、骨折や脱臼などの重軽傷を負った。午後2時ごろには同市北区で民家の裏山が縦30メートル、横5メートルにわたって崩れて敷地に流入し、1世帯9人に避難指示が出された。

 県内の少なくとも5カ所で土砂崩れも発生。姫路市では台風通過後の同日午後5時半、土砂崩れに伴い、周辺の57世帯に避難勧告が出され、午後9時半現在で11世帯35人が避難している。

 神戸地方気象台によると、21日の県内は曇りの予報で、予想される県内の最大瞬間風速は南部で25メートル、北部で20メートル。

最終更新:9月20日(火)23時59分

神戸新聞NEXT