ここから本文です

【英国】一般向け水道市場の自由化提案 当局、サービス向上と値下がり期待

NNA 9月20日(火)9時0分配信

 水道業界の監督機関Ofwatは19日、イングランドの一般世帯向け水道市場の自由化に関する費用・便益調査の報告書を公表し、政府に自由化案を提示した。競争を促進することでサービス向上と水道料金の低下が見込まれるという。
 一般世帯では現在、水道の提供会社を自由に選ぶことはできない。提案では、新規参入企業が既存の水道会社から水を購入して一般世帯に販売できるようにする。水道と一緒にガスや電力、通信などのサービスも提供できるようにし、異業種からの参入を促進させる。
 Ofwatは報告書で、市場自由化は30年間で29億ポンドの節約につながると試算。各世帯の値引き額は年に8ポンド程度と多くはないが、大幅にサービスが向上し新たな料金体系が生まれることで、消費者が提供会社を自由に選べる可能性があると見込んでいる。例えば現在では、料金の請求内容を携帯電話のアプリで管理できるサービスを提供するのはイングランドで2社だけだが、こうした状況が改善されるという。Ofwatのロス最高経営責任者(CEO)は、「水道会社のサービスは、顧客が他の商品を購入するときに受けるイノベーションに比べて大きく立ち遅れている」と指摘している。
 政府は報告書と提案をもとに、水道市場の自由化を進めるかどうか判断する。

最終更新:9月20日(火)9時0分

NNA