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22日から「Maebashi 45DAYS」

産経新聞 9月20日(火)7時55分配信

 市中心部の活性化が課題となっている前橋市で、市民参加型イベント「Maebashi 45DAYS」が22日から11月5日までの45日間、前橋中央イベント広場などで開催される。昨年行われた「前橋○○特区45DAYS」の“第2弾”だが、市関係者は「にぎわいを取り戻すきっかけに」と期待を寄せる。 

 昨年は前橋への「移住」を促す狙いがあり、行政側が主導、地方創生の一環として「地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地方創生先行型)」を財源に4100万円が国から投入された。また、市民の多様性を強調するため、提案された企画をすべて採用し、100以上のイベントを開催。市にぎわい商業課まちなか再生室によると、昨年はイベント期間中に、中央通り、銀座通り、馬場川通りの3地点で通行量が通期1・8%、週末5%(一昨年度比)の押し上げ効果を確認できたという。

 しかし、同課の細井敦さんは、「大部分の参加者に対して訴えかけられず、参加者同士の交流も不十分という反省があった」という。また、イベント数が多かったため「事務局側も参加者の動きをつかみきれなかった」とした。そのため今年度は実行委員会を民間に委ね、「新規性」などを基準に、イベントを選考、名称にちなんだ45のイベントに絞り込んだ。

 実行委員長を務める双和電業の渡辺辰吾社長(40)は「市内中心部の閉塞(へいそく)感に危機感を抱き、新たな動きを見せる必要がある」と話す。さらに、労働人口の流出を食い止めるために取り組みが「トレンド、ファッションなどの若者を引き寄せる『つながり』創出に寄与できれば」と語る。

 45のイベントでは、豚肉料理を味わう「豚DAYS」(10月8、9日)や創作焼きまんじゅうを作るワークショップ「地元グルメ」(同23日)といった食関連のほか、けん玉パフォーマンスが見られる「Kendama DAYS」(同15日)や自転車通勤者の意見交換会「自転車通勤days」(毎週水曜)といった数々のイベントが目白押しとなる。

 問い合わせは同市産業経済部にぎわい商業課まちなか再生室(電)027・230・8866。

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 ■広瀬川で「ダックレース」 45DAYSプレイベントに声援

 「Maebashi 45DAYS」のプレイベントとして前橋市中心部を流れる広瀬川で19日、「街中リバーフェス in 広瀬川」が開催された。この日は、おもちゃのアヒルを川に流す「ダックレース」や川下りレースなどが披露され、川縁から多くの市民が声援を送った。

 イベントを主催したのはみなかみ町でアウトドアツアーを行うカッパクラブ。同社の佐藤晋さん(41)によると、同市から広瀬川でできるイベント企画の依頼を受け、実現した。

 ボードに腹ばいになるリバーボードと立ってパドルを操るスタンドアップパドルボード(SUP)の約600メートルを下るレースには、リオ五輪カヌー代表の佐々木将汰選手(23)を含む計28人が出場。ダックレースには市民ら300人が参加した。

 佐藤さんは「あいにくの空模様だったが、街中の川でもこうしたレースができることに驚いた市民もいたようだ。アヒルレースのようなやり方で水と親しめることも分かってもらえた」とイベントの手応えについて話した。レースを観戦していた前橋市の自営業、瀬谷暁子さん(40)は「子供と3羽分、ダックレースに参加しました。豪華賞品が当たるといいな」と話した。

最終更新:9月20日(火)7時55分

産経新聞