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ソフトバンク今季最長4時間58分の死闘で首位死守

日刊スポーツ 9月20日(火)7時59分配信

<ソフトバンク3-3オリックス>◇19日◇ヤフオクドーム

 絶体絶命のピンチで、底力が湧いた。同点で迎えた12回表1死満塁。ソフトバンク岩崎翔投手(26)は、フルカウントから思い切り腕を振った。内角ストレート。T-岡田のバットは空を切った。「ストライクをほしがって、腕が振れないのはやめようと思った。思い切って、ど真ん中に投げようと思った」。続く代打伊藤も遊飛に打ち取った。負ければ、首位から滑り落ちる。重圧のかかるマウンドで、開き直りが執念のドローを呼んだ。

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 リリーフ陣は今季、安定感を欠いたが、この日は違った。7回途中の森福から4投手で無失点リレー。その舞台裏では、アクシデントがあった。守護神サファテが8回のウオームアップ中に、腰の張りを訴えていた。思わぬ事態に、ブルペンは結束した。スアレスが2イニングを無失点に抑え、17日オリックス戦で2回1/3を投げたばかりの岩崎も気力を振り絞った。

 工藤監督は「先発とリリーフで大変だと思うが、いい安定感を出してくれた」と目を細めた。これにより、サファテに負担をかけず、21日からの日本ハムとの天王山に臨める。「ファイターズ、ダイジョウブ!」。絶対的守護神も試合後、問題なしを強調して気合をにじませた。

 3点を先行されながら9回の土壇場で追いつき、負けなかった。今季最長4時間58分の死闘に、指揮官は胸を熱くしていた。

 「ギリギリの試合で、一丸になった。みんな、前に乗り出して、気持ちを前面に押し出した。うれしく思う。大谷君も打っていないわけではない。みんなで力を合わせたい」

 最後の攻撃では、ナインがベンチから飛び出さんばかりだった。日本ハムに劣るものは何もない。直接対決2連戦で1勝すれば、マジックが再点灯する。【田口真一郎】

 ▼ソフトバンク△、日本ハム○の結果、両チームはゲーム差なしの3厘差で21日から直接対決。ソフトバンクは2連戦で1勝すればマジックが再点灯し、早ければ21日にM8が出る。ソフトバンクは△△でも22日にM8が再点灯。ソフトバンクが△●のケースは日本ハムにM7、●●のケースは日本ハムにM6が点灯する。

最終更新:9月20日(火)8時43分

日刊スポーツ

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