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伊豆の国の90歳、ツイッターでつぶやく 長寿支える好奇心

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月20日(火)7時49分配信

 パソコンを使って会社のホームページに情報を掲載し、ツイッターに日々感じたことをつぶやく。そんな“コンピューターおじいちゃん”が伊豆の国市にいる。同市南條で不動産業を営む石井秀明さん(90)。「新しいことに挑戦すると日々に張りが生まれる」。飽くなき好奇心で長寿の道を歩んでいる。

 石井さんは1926(大正15)年、旧韮山町生まれ。陸軍士官学校在学中に終戦を迎え、東京都内の大学を卒業後、旧大仁町の東洋醸造(現・旭化成ファーマ)に就職。子会社の社長まで勤め上げた。退職後、4年がかりで宅地建物取引主任者試験に合格し、伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅近くに不動産会社「三倉商会」を開業。現在も経営者として働く。

 パソコンは「仕事で必要に迫られて始めたが、最初はちんぷんかんぷんだった」。80歳の頃に管理するマンションに入居するパソコン教室に週1回通い始めると、徐々に使いこなせるようになった。現在は自ら作成した会社のホームページに物件情報を日々更新し、月1回の老人会の案内文もワードを自在に扱って作り上げる。指導者の渥美真由美さん(51)は「パソコン操作も上手で、何より新しい物をどんどん受け入れる姿勢がすごい」と驚く。

 渥美さんに勧められて始めたツイッターは、「ふと思ったことを発信する楽しさ」から、ほぼ毎日つぶやく。「毎日同じことを繰り返せる幸せとは年をとってから言えることでしょう。同じようにみえて、みんな違う」(8月20日)「ポケモンを探して何が面白いのだろう」(7月23日)など、人生観から世間で話題の事柄、日々の出来事まで幅広くテーマにしている。

 会社経営の傍ら、農業にも取り組み、健康そのもの。「これからもいろいろなことに取り組んで気楽に、できるだけ長生きしたい」と柔らかな笑みを浮かべた。

静岡新聞社

最終更新:9月20日(火)9時52分

@S[アットエス] by 静岡新聞