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<東北みらい賞>被災地「海辺の図書館」受賞

河北新報 9月20日(火)14時59分配信

 東日本大震災の被災地、仙台市若林区荒浜で住民の会社員庄子隆弘さん(42)が行う「海辺の図書館」の活動が、東北の被災3県の復興に地域で挑む人々を顕彰する第5回「東北みらい賞」に選ばれた。東北みらい創(づく)りサマースクール実行委員会(盛岡市)が主催する賞で、選考では「活動は斬新で、試みの継続を願いたい」と高く評価された。

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 海辺の図書館は、津波で家を流された庄子さんが2年前に始めた。浜の町だった古里の歴史や文化、生業や暮らしを「図書館の本をひもとくように知ってもらい、記憶を残そう」と発想。週末に訪れる人を集落跡に案内し、住民の話を聴く機会をつくっている。

 荒浜は震災後、住宅を再建できない災害危険区域に指定されたが、住民有志らの「荒浜再生を願う会」が毎月、海岸清掃を行う。代表の貴田喜一さん(71)は「里海荒浜ロッジ」を建て、ピザ作りの石窯もしつらえて集いの場を開いている。

 会の仲間である庄子さんも自宅跡に休憩のベンチや小屋を設け、「受賞を励みに海辺の図書館を充実させ、交流とにぎわいを取り戻したい」と話す。

 10月1日には願う会と共に、地元の深沼海水浴場復活をテーマにした市民参加の討論会、第7回「荒浜アカデミア」を午後1時半から同市青葉区の東北工大一番町ロビーで開く。

 連絡先は庄子さん080(1019)3631。

最終更新:9月20日(火)14時59分

河北新報