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アキバにMini-STXマザーと極小ケースが出回る

ITmedia PC USER 9/20(火) 0:10配信

 先週末、Mini-ITX(170×170mm)よりも一回り小さいフォームファクター「Mini-STX」(140×147mm)に準拠したマザーボード「H110S-2P」がECSから登場した。税込み価格は1万1000円前後。チップセットはH110で、2基のDDR4 SO-DIMMスロットやM.2スロット(うち1基はWi-Fi/Bluetooth用)、1基のUSB 3.0 Type-C端子などを搭載している。

【超小型ベアボーン】

 入荷したパソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「単発のMini-STXマザーを待っている人は多いので、拡張性と価格のバランスがとれたH110S-2Pは人気を集めそうです」と話していた。

 Mini-STX対応機器としては、8月初旬にASRockからベアボーン「DeskMini 110」が登場しているが、マザーボード単体は今回が初めてとなる。

 コンパクトながらデスクトップ用CPUが使えるMini-STXマザーに寄せられる期待は大きい。ドスパラ パーツ館は「Mini-ITXよりもコンパクトで、(ノート用CPUを搭載している)超小型ベアボーンよりも高い性能を追求したいというニーズに応える存在として、ヒットは確実だと思います。今後複数のマザーメーカーから売り出されるので、市場全体で盛り上がれば」と期待する。

 対応ケースも出回っている。シルバーストーンの「SST-VT01」で、税込み価格は5500円弱だ。高さ34mmまでのCPUクーラーが使えるほか、2.5インチドライブを1基組み込める。75×75mmのVESAマウンタを同梱するのもポイント。「ケースのラインアップもどんどん増えてくれると自作が楽しくなりますね」(同)。

●リフレッシュレート180Hzの超高速液晶「ROG SWIFT PG248Q」が話題に

 周辺機器で話題を集めていたのは、ASUSTeKの液晶ディスプレイ「ROG SWIFT PG248Q」だ。税込み価格は6万8000円弱から。非光沢のTNパネルを採用した24型のフルHD液晶で、最大の特徴はDP接続時にリフレッシュレートが180Hzまで達するところだ。

 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「やはりFPSゲーマーの方に注目される一台だと思います。ほんの瞬間の動きを逃さない環境を求める人には替えの効かない存在ですからね。ニッチながら刺さる人にはものすごく刺さるでしょう」と高く評価していた。

 そのほか、アーキサイトのメカニカルキーボード「ARCHISS ProgresTouch RETRO TINY」シリーズも目立っていた。Cherry MXキースイッチを採用した有線タイプで、日本語版と英語版のそれぞれに黒軸/茶軸/青軸/赤軸モデルがある。税込み価格は1万円弱だ。キーピッチ19mmを確保しつつキー数と外周のスペースを極力抑えて、325(幅)×110(奥行き)×35(高さ)mmのコンパクトな筐体を実現したのが何よりの特徴といえる。

 パソコンSHOPアークは「入力性を確保しつつサイズを抑えたキーボードはニーズがありますね。特にプレイ中の通話を妨げない(静音性の高い)茶軸と赤軸は安定して売れそうです」と話す。

●IntelからもM.2 NVMe SSD「SSD 600p」シリーズが登場!

 M.2 NVMe SSDはここ最近、複数のメーカーが参入しているが、先週はIntelの製品がPCパーツショップのショーケースに並ぶようになった。「SSD 600p」シリーズで、税込み価格は512GBモデルが2万円弱、256GBモデルが1万1000円前後、128GBモデルが7000円前後となる。

 SSD 600pシリーズはTLC NANDを採用したSSDで、512GBモデルのシーケンシャル速度は読み込み最大1775MB/秒、書き込み最大560MB/秒となる。先行して出回っているシリーズよりも速度は控えめながら、容量単価が目立って安いのが特徴だ。

 ドスパラ パーツ館は「これだけ買いやすくてインテル製という信頼性がついてくるので、大容量モデルも好調に売れそうですね」と話していた。

 なお、SamsungからM.2 NVMe SSDの新世代シリーズ「SM961」が近く売り出されるとのうわさがあったが、先週末に512GBモデル「MZVKW512HMJP-00000」が登場している。税込み価格は4万円前後だ。

●クーラーマスターから「バランス重視」「風量重視」「風圧重視」ファンが売り出される

 冷却パーツはクーラーマスターの新製品が目立っていた。簡易水冷では、2層ヘッドで冷水と温水を分離させたデュアルチャンバーヘッドを採用した「MasterLiquid Pro」シリーズが登場。ラジエーター部に12cmファンを2基搭載する240mmタイプが1万8000円強、12cmファン1基の120mmタイプが1万7000円弱。

 TSUKUMO eX.は「クーラーマスターは水冷キットの定番ですし、普通に人気を引き継ぎそうですね。価格差が薄いのと、最近のケースのサイズ感を考えたら、売れ筋は240mmタイプになると思います」と推測していた。

 それ以上に注目を集めていたのは汎用ファン「MasterFan Pro」シリーズだ。起こす風の種類によってラインアップを分けており、2000円強の12cm型は「バランス重視」「風量重視」「風圧重視」の3タイプが選べる。14cm型は「風量重視」「風圧重視」の2タイプがあり、いずれも2400円弱で買える。

 バランス重視タイプは細めの9枚羽根を、風量重視タイプは直線的な細い7枚羽根を、風圧重視タイプは太くカーブした5枚羽根でデザインされている。

 パソコンSHOPアークは「汎用ファンは風量や光の色でバリエーションを作るのが主流ですが、風の性質で分類するのは画期的ですね。水冷用ならバランス重視型、大型ケースの空調用なら風量重視、小型ケース向けなら風圧重視と用途によって選びやすいのが魅力です」と評価していた。

最終更新:9/20(火) 0:10

ITmedia PC USER