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<プロ野球>梨田監督700勝「出会い新鮮、現場楽しい」

毎日新聞 9月20日(火)10時20分配信

 今季から楽天の指揮を執る梨田昌孝監督(63)が、6日の西武戦(コボスタ)で歴代19位で現役最多となる監督通算700勝を達成した。近鉄5年、日本ハム4年の指揮を経て、5年ぶり通算10季目の「現場」で、12球団で最年長監督になったが、「若い選手との出会いもあるし、毎日が新鮮。やはり現場は楽しい」と周囲のエネルギーを力に変え、精力的にグラウンドに立ち続けている。

 700勝目はめまぐるしい展開だった。2度同点に追いつき、七回に4点を奪って逆転。3点差の九回には守護神・松井裕が1死二、三塁のピンチを招いた。試合後、グラウンドでメモリアルの勝利を祝うボードを掲げた梨田監督は「これで勝ったと思ったら、松井裕がハラハラさせてくれて。思い出に残る700勝」と苦笑しつつ「これからも一勝一勝積み重ねていきたい」と次の目標を語った。

 監督1年目は46歳の2000年。開幕から4連敗を喫し、5試合目の4月6日、大阪ドーム(現・京セラドーム大阪)でのダイエー(現・ソフトバンク)戦で、序盤からリードされたものの、九回に中村紀洋の逆転サヨナラ2点本塁打が飛び出して初勝利を手にした。「じわじわ先行して、中押しして、逃げ切りという勝ちを楽しむ展開ではなく、地獄からいきなり天国にいったような感じ。ぴんとこないけど、え? こんなので勝てるの、と思った」と感慨深そうに懐かしい記憶を引っ張り出した。

 それから16年。青年監督から大ベテランになった指揮官について、現役時代から知る礒部公一・1軍打撃コーチは「あまり変わらないよ。昔から選手とよく話もしてくれるのでやりやすい」と言う。楽天でも特に目を引くのが、選手との頻繁なコミュニケーション。声掛けにとどまらず、ルーキーのオコエや茂木らとキャッチボールをし、ボールの握り方をアドバイスすることもある。その一方で必ずコーチの目の前で指導し、行き違いが生じないようにする配慮も、チーム全体の信頼を深める一手になっている。

 今季は9連敗もあり、就任会見で目標に掲げた5割以上の成績も難しくなったが、若手も育ち、最下位だったここ2年に比べ、周囲の期待も高い1年だった。「あまりくよくよしないし、疲れもないよ」と梨田監督。シーズン終盤になっても変わらないその明るさが、来季以降の楽天の希望につながっている。【中村有花】

最終更新:9月20日(火)14時3分

毎日新聞

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