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大日如来像ご開帳 住民善意で新調 牧之原

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月20日(火)7時54分配信

 牧之原市勝間の大日堂で19日、地元の勝間下町内会(太田吉香会長)が管理する大日如来像の12年に1度のご開帳が始まった。2008年に盗難被害に遭ったため、住民の善意で新調した。老朽化が進んでいた大日堂の補修も同時に行い、如来像の開眼法要と本堂の落慶法要が営まれた。

 町内会によると、言い伝えでは、大日如来像は豪族・勝間田氏の滅亡に際し、残党狩りの手から逃れるため土の中に隠され、後日掘り出されたとされる。地域を災害から守ったとも伝わり、住民の信仰を広く集めてきた。

 盗難被害を受け、地元の仏像彫刻家に制作を依頼。今年5月、木曽ヒノキ造りの大日如来像が完成した。雨漏りなどがあった大日堂も併せて改修。経費は住民の寄付で賄った。

 毎月常会を開き、住民同士のつながりは強い。町内会長の太田さん(66)は「盗難の被害は残念だったが、こうして皆で力を合わせることができた」と前を向く。新しい大日如来像には「地域を見守ってもらえれば」と願いを込める。

 ご開帳は25日まで。22日には、ご開帳の法要を予定している。

静岡新聞社

最終更新:9月20日(火)7時54分

@S[アットエス] by 静岡新聞