ここから本文です

風とロック 魂の大団円 白河でライブや野球熱気包む

福島民報 9/20(火) 10:08配信

 「風とロック芋煮会2016 KAZETOROCK IMONY WORLD」は最終日の19日、福島県白河市のしらさかの森スポーツ公園で、前日に続きライブや野球を繰り広げた。ライブはステージを重ねるにつれ熱気が高まり、盛況のうちに閉幕した。

 人気バンドのクリープハイプ、怒髪天、BRAHMAN、10-FEETなどが登場し、来場者は曲に合わせて手を振って盛り上がった。
 郡山市を拠点にするひとりぼっち秀吉BAND、山猿さん(会津若松市出身)、藤井敬之さん(いわき市出身、郡山市在住)がボーカルの音速ラインも激しく、時に優しいリズムで来場者を包んだ。お笑い芸人あばれる君(矢祭町出身)は笑いを誘った。
 前日からの雨は午後には上がり、最後の出演者全員によるステージでは夕闇迫る中で風とロックの主題歌を歌った。
 ライブの後はアーティストによる野球を行った。女優蒼井優さんが始球式に登場し、見事な投球フォームでノーバウンドの球をミットに収めた。蒼井さんの後にアニメ映画監督高畑勲さんも始球式に臨み、蒼井さんが打者を務めた。
 グラウンドの状態が改善したため、前日に特別ルールで実施したホームラン競争から通常の試合に戻して対戦した。アーティストは懸命なプレーや珍プレーで来場者の歓声を浴びた。
 山形市の会社員中村泰輔さん(28)は「アーティストの別な一面を見ることができた」と笑みを見せた。
 風とロック、福島民報社の主催。白河市の共催。グリコ、ダンロップ、ニラクの賛同。はごろもフーズ、信越半導体白河工場の協力。マジェスティック・ジャパンのユニホーム提供。

■蒼井優さん始球式 「さまざまな線引きなくしていける」

 女優蒼井優さんは19日、福島民報社のインタビューに応じ「芋煮会で始球式を務めるのが夢だった」と語った。
 -見事な投球だった。
 「2日ぐらい練習した。会場に来てから(元プロ野球選手の)古田敦也さんにフォームを教えていただいた」
 -ライブ閉幕にステージ上で立ち会った。
 「ステージと観客席は、仕切られている感じがしなかった。(風とロックは)さまざまな線引きをなくしていけるイベントだと思った」
 -出演した映画「フラガール」を見た福島のファンへ一言。
 「今までもこれからも福島に対する感謝の気持ちは減ることはない。福島の皆さんと楽しめる機会をまたつくれるよう頑張りたい」

■「横丁」を開設 出演者ら交流

 会場の一角では出演アーティストがゲームや飲食物の販売などで来場者と触れ合う「白河ろっくんろーる横丁 風と縁日」が催され、長蛇の列ができた。
 このうち、ひとりぼっち秀吉BANDのひとりぼっち秀吉さんはフリーマーケットの店長を務めた。「金髪フリマ」と題して、箭内道彦さんの衣服など私物を販売した。合間にはファンとの記念撮影に温かく応じるなどして交流を深めた。

■来年は9月9、10日開催

 次回の「風とロック芋煮会」は来年9月9、10の両日、「KAZETOROCK IMONY COSMO」と題して開催する。会場で発表された。

■幅広い世代「一体に」 実行委員長の箭内道彦さん総括

 実行委員長のクリエイティブディレクター箭内道彦さん(郡山市出身)は、3日間にわたる「風とロック芋煮会」を「会場が一体になったように感じた」と振り返った。
 谷村新司さんや高畑勲さんら初登場のアーティストが多かったことを踏まえ「幅広い世代を“芋煮の鍋”に入れ、煮込むことができた」とした。
 副題は前回の「LAND」から拡大し、「WORLD」と付けた。来年は「COSMO」と銘打つ予定で「さらに広がりを持たせたい」と語った。

福島民報社

最終更新:9/20(火) 11:16

福島民報