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樹木希林がちちぶ映画祭に登場、「あん」のセリフは「スマスマ」の高倉健を参考に

映画ナタリー 9月20日(火)12時3分配信

河瀬直美の監督作「あん」が、9月19日に「ちちぶ映画祭2016」内で上映され、舞台挨拶に樹木希林が登壇した。

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「あん」は、小さなどら焼き屋の雇われ店長・千太郎と、そこで働くことになった老女・徳江の心の触れ合いを繊細に描き出すヒューマンドラマ。千太郎を永瀬正敏、徳江を樹木が演じた。

会場である埼玉・秩父市歴史文化伝承館のステージに登場した樹木は、作品に登場する久米川の桜並木に関して「私も出演して初めて知ったのですが、あの場所を見つけてきた河瀬直美監督の感性、素晴らしいなと思います。ちょっと変わった方ですけどね(笑)」と話す。それに相づちを打つMCに対して「歳を取ると、相づちや合いの手を入れられると、次に話すことを忘れてしまうのよね(笑)。だからあなたは相づちや合いの手なしでそこに座っていればいいから。キューは私が出します」と言い放ち、急遽舞台挨拶は司会者との質疑応答形式ではなく樹木1人のトークに変更された。

中盤では、千太郎との掛け合いでの徳江のセリフ「教えない」を、樹木が実演することに。「お・し・え・な・い? これでよかったかしら? このセリフは、高倉健さんが『SMAP×SMAP』に出演されたとき、SMAPからの質問にいたずらっぽく答えた言葉を参考にしてます」と明かす。

さらに観客からの質問タイムでは、夫である内田裕也について聞かれ「いい男だな、と思った時期もありましたけど、最近はまるで何かのキャラクターみたいだなと思ってます(笑)。あの髪型にしてステッキとかを持ったら、誰でも内田裕也みたいに見えるんじゃないかしら」と爆笑を起こす一幕も。

最後に、自身の今後に関して樹木は「女優はある意味“意地悪”でなければいけないと思っていますが、他人に対してだけでなく、自分に対しても“意地悪”であることは意識しています。そんな意識と、そして“死に対する考え方”の覚悟を持っていくこと。それがこれからの私の楽しみであり、生き方です」と語り、トークを締めくくった。

※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記

最終更新:9月20日(火)12時3分

映画ナタリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。