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虎・高山、起爆弾で甲子園初G倒!ミスターにあと『1』13度目猛打賞

サンケイスポーツ 9月20日(火)7時0分配信

 (セ・リーグ、阪神4-1巨人、23回戦、巨人15勝7敗1分、19日、甲子園)や~っと甲子園で勝ちました! 阪神は高山俊外野手(23)の先制7号ソロなどで、巨人に4-1で完勝。今季11戦目にして、本拠地で宿敵相手に初勝利をあげた。この日、3安打を放ったドラフト1位ルーキーは13度目の猛打賞となり、長嶋茂雄(巨人終身名誉監督)の持つプロ野球新人記録にあと「1」。ホンマに、エラい若虎やで!

 お立ち台から聖地を見渡した。冷たい雨が降った甲子園。今度こそと信じて、4万6415人もの虎党が詰めかけてくれた。今季11試合目、やっと初G倒を届けられた。高山は、少しだけホッとした表情を見せた。

 「甲子園で、ジャイアンツに全然勝てていないのは選手たちも分かっていたので、なんとかという気持ちで勝てて、本当によかったです」

 一回二死。今季8打数無安打、6三振とお手上げだった高木を「相性がよくないので、準備をしました」と研究して臨んだ。初球の133キロ直球を強振すると、打球は秋雨を切り裂いてプロ初となるバックスクリーン弾。「本当に大きな歓声が聞こえて、気持ちよかった」という痛快な7号ソロで先制点を奪った。

 三回先頭では高木の高め直球に詰まりながらも左前打。八回二死では一、二塁間を破った。1999年の福留(当時中日)に並ぶセ新人6位タイの131安打とし、坪井智哉(現DeNA打撃コーチ)の球団最多135まであと「4」。今季13度目の猛打賞は、新人としてはくしくも打球を処理した右翼・長野が10年に記録して以来だった。58年に長嶋茂雄(巨人)が打ち立てた両リーグを通じての新人記録「14」に王手をかけた。

 驚異の1年目の終盤、さらなる進化を見せている。15日のDeNA戦(甲子園)では石田を撃って左腕から初アーチ。今度は初の聖地バックスクリーン弾だ。

 日大三高3年夏の甲子園決勝・光星学院高(現八戸学院光星高)戦でも同じ場所へ突き刺した。「甲子園の土を持って帰って実家にありますけど、あの一本が一番、記憶に残っていますね。バックスクリーンで決勝でしたから」。三回に先制3ランを放ち、勝負を決めた。当時、遊撃を守っていた北條と虎でチームメートとなり、その試合の話題で盛り上がったこともある。プロで再現して、この先の道しるべとする。

 高山に導かれ、今季0勝9敗1分けだった聖地G戦で初勝利。金本監督は「やっとですね、はい」と苦笑いしつつ「狙ったボールは、必ずひと振りで仕留めるというふうにね。これからまず、そこを目標にやってほしいなと」と、さらなる成長を期待した。

 甲子園で巨人に勝てば、こんなに喜んでもらえる。大歓声を浴びながら、高山は猛打賞でミスターに肩を並べることに「一本一本なので、あまり意識はしていないですけど、こういう大きな歓声をもらって、達成したいなと思います」と宣言。新人王についても「狙えるものなら狙っていきたい」と明言した。

 若虎の奮闘で5位タイに浮上し、単独最下位も脱出。高山の鮮烈な1年目は、いよいよラストスパートに入った。

最終更新:9月20日(火)8時5分

サンケイスポーツ

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