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<台風16号>宮崎で記録的な大雨 高知沖を北上中

毎日新聞 9月20日(火)10時38分配信

 20日午前0時過ぎに鹿児島県大隅半島に上陸した強い台風16号は午前11時現在、高知県・室戸岬付近を時速約35キロで北東に進んでいる。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートル。中心から110キロ以内が風速25メートル以上の暴風域になっている。記録的な大雨となった宮崎県では、延岡市北川町の北川が氾濫し、住宅などが浸水する被害が出た。

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 北川を管理する宮崎県によると、20日午前1時ごろ、東九州道北川インターチェンジの北数百メートルの北川町長井家田地区周辺で、堤防が低くなっている箇所から水があふれ出した。現場は下流の住宅地での氾濫を防止するため、水田に水を放流するために堤防が低くなっているという。北に数キロ離れた北川町川内名地区でも介護老人保健施設などが浸水したほか、北川の支流の小川も氾濫し、並行する国道10号が複数箇所で冠水した。

 宮崎県内では20日午前7時までの24時間に、日向市576.5ミリ▽延岡市444.5ミリ▽宮崎市362ミリ--のいずれも観測史上最大雨量を記録した。1時間雨量も、宮崎市110.5ミリ▽鹿児島県霧島市96ミリ▽鹿児島市95ミリ--で観測史上1位となった。

 宮崎県内では河川氾濫の恐れがあるとして、宮崎市、都城市、日向市、門川町の4市町の一部地域3万8104人に避難指示が出された。九州電力によると、同日午前11時現在、鹿児島、宮崎など5県の13万4000戸が停電している。

 また、19日午後9時ごろ、宮崎市佐土原町下田島で突風が発生し、倉庫が近隣の敷地に飛ばされた。けが人はなかった。竜巻の可能性があるため、20日午前、宮崎地方気象台が現地調査に入った。鹿児島県南九州市で、土砂崩れで全壊した住宅に住む女性が足に軽傷を負うなど、鹿児島、宮崎両県で2人がけがをした。

 21日午前6時までに予想される24時間雨量は、いずれも多いところで▽近畿300ミリ▽四国・東海250ミリ▽北陸180ミリ▽関東甲信150ミリ▽九州・中国100ミリ--などとなっている。【志村一也、尾垣和幸、宮原健太】

最終更新:9月20日(火)12時18分

毎日新聞