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<IAEA>天野事務局長、3選出馬

毎日新聞 9月20日(火)11時8分配信

 【ウィーン三木幸治】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は19日の記者会見で、3期目を目指して正式に立候補したことを明らかにした。天野氏は出馬理由について、「多くの国から事務局長を続けるようにすすめられた。(イラン核合意の監視や原子力安全の強化など)ここ数年はIAEAにとって大きな課題に直面するため、継続性と(加盟国の)結束が重要だ」と述べた。

 事務局長の任期は4年で、天野氏は来年11月末で任期満了となる。対立候補には、核技術の移転規制を担う「原子力供給国グループ(NSG)」のラファエル・グロッシ前議長(アルゼンチン)の名前が挙がっている。候補者は今年12月までに届け出る必要がある。

 また、天野氏は北朝鮮の5回目の核実験について改めて強く非難し、「北朝鮮の状況はイランと違って深刻で、IAEAにとって優先度が高い問題だ」と強調した。IAEAの査察官は2009年以降、北朝鮮で活動できなくなったが、「査察官の訓練を継続し、核施設の検証計画を更新しており、すぐに査察官を派遣できる体制を維持している」と述べた。

最終更新:9月20日(火)11時8分

毎日新聞