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先週の中国株式市場 - 上海株 大幅反落 連休を控えて企業の上場や再編の管理強化も重石に-

ZUU online 9/20(火) 18:50配信

■先週の中国株式市場

上海株 大幅反落 連休を控えて企業の上場や再編の管理強化も重石に

◆先週の概況

先週の中国株式市場は反落しました。上海総合指数は週間で2.5%安となったほか、ハンセン指数も3.2%安と大幅に下落しました。

先週の上海総合指数は中国証券当局による企業の上場や再編の管理強化に加え、中秋節の連休を控えていることもあって売りが優勢となり一時節目の3,000ポイントを割り込む場面もありました。結局週間で3,000ポイントを維持したものの2.5%安と大幅に反落しました。

なお、中国の8月の鉱工業生産や小売売上高、固定資産投資が軒並み市場予想を上回る改善をみせましたが、相場への影響は限定的でした。連休明けの上海総合指数は中国人民銀行の資金供給などが好感され買い戻されると0.8%近く反発して取引を終えています。

■香港ハンセン指数採用銘柄 週間騰落率ランキング

◆上昇

先週にハンセン指数の構成銘柄のうち上昇したのは4社に留まりました。8月の小売売上高が市場予想を上回ったことが好感され、食品のティンイー (康師傅・00322)が物色され週間で7%超上昇しました。

また、中国の中秋節連休を控えカジノのサンズチャイナ(金沙中国・01928)やギャラクシー・エンターテインメント(銀河娯楽・00027)が揃って大幅に上昇しました。さらに、小売りのベレインターナショナル (百麗国際・01880)も1%余りの上げとなっています。

◆下落

中国の一部都市の政府による監督強化を受け、チャイナオーバーシー (中国海外発展・00688)やリソーシズランド (華潤置地・01109)といった不動産株が週間で大幅に下落しました。

また、韓国最大手の海運会社韓進海運が経営破綻したことで、港湾事業を手掛けるチャイナマーポート(招商局港口・00144)が週間で7%下落しました。さらに、原油価格の下落が嫌気されシノペック (中国石油化工・00386)などのエネルギー株も軟調に推移しました。

■先週発表された主な経済指標

◆9月13日 固定資産投資(前年比) 8月 +8.1% 市場予想 +7.9%、前回 +8.1%

8月の固定資産投資額は前年比8.1%増と市場予想を上回り、前月から横ばいとなりました。内訳をみると、不動産の固定資産投資が5月ぶりに小幅に上昇した一方、鉄道や製造業、建設業の固定資産投資が軒並み低下しました。

◆9月13日 鉱工業生産(前年比) 8月 +6.3% 市場予想 +6.2%、前回 +6.0%

8月の鉱工業生産は6.3%増と市場予想を上回り、前月から伸び率が上昇しました。7月には南部を中心とする洪水被害の影響で景気に頭打ち感が出ていたものの、8月の生産は再び加速するなどその影響は一巡していると考えられます。

◆9月14日 マネーサプライM2(前年比) 8月 +11.4% 市場予想 +10.5%、前回 +10.2%

8月のマネーサプライM2は前年比11.4%増と、10.5%増の市場予想を上回りました。また、1月の新規人民元建て融資は9487億元と、7500億元の市場予想を大幅に上回りました。さらに、総資金調達額(中国元)は14700億元増と市場予想を上回り、前月から著しく増加しました。これらからすると年初からのマネーサプライとクレジットの減少傾向が一服したこと考えられます。

■今後発表される主な経済指標

特に重要な経済指標の発表はありません。

林宇川(TonyLin)
マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部

最終更新:9/20(火) 18:50

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