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韓経:【取材手帳】「受注の崖」でも賃上げ要求する現代重工業の労組

中央日報日本語版 9月20日(火)13時13分配信

「不況なのに賃金を上げてほしいというのは正直、申し訳ない」。

最近会ったある造船会社の職員はこのように話して頭をかいた。最近、職員の間では現代重工業の労使交渉が話題になっているという。この職員は「会社が厳しいというのになぜ最後まで賃上げを要求するのかという意見が大半」と話した。意外だった。同じ業界に身を置くだけに労働組合の肩を持つと思っていた記者の予想は外れた。

現代重工業の労使交渉は5月10日に始まったが、4カ月間も空転している。当初は秋夕(チュソク、中秋)前の妥結が目標だったが遅れた。秋夕連休が終わり、現代重工業の労使交渉は再開される見込みだ。

会社側は雇用保障を条件に賃金凍結を提案したが、労組はこれを拒否した状態だ。労組は基本給引き上げ、職務環境手当引き上げ、成果給250%固定支給などを要求している。会社側との隔たりが大きく、これを狭めるのは容易でない。

現代重工業労組の要求は時間が経つほど力を失っている。さらに同じ業界の従事者にも無視されている。造船業界は「受注の崖」で非常事態だ。現代重工業も造船業を除いた非核心事業部門の分社を推進するなど高強度の構造改革に取り組んでいる。こうした状況で賃上げまでは無理だというのが業界の雰囲気だ。造船業界の関係者は「賃金は生計にかかわる事案であるため賃上げの要求は間違っていないが、会社の事情も考慮するしかない」と語った。

現代重工業グループ3社のうち共同ストライキをした現代尾浦造船の労組は秋夕前の9日、賃金凍結に合意した。城東造船海洋の労使も同じ日、賃金凍結に合意し、職員は5%、役員は20%の賃金を自主返納することにした。今は財布が薄くなっても会社を生かそうという趣旨だった。他社の職員にとっても賃金凍結はうれしいことではない。ただ、会社の厳しい事情を理解し、経営正常化を後押しするのに同意したのだ。

「妻と子には申し訳ないが、会社が存続してこそ自分が通う職場もある」と言いながら苦笑した職員の姿が忘れられない。

※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。

最終更新:9月20日(火)13時13分

中央日報日本語版

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。