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二重国籍、何が問題=「蓮舫首相」は可、禁止の動きも

時事通信 9月20日(火)7時30分配信

 民進党代表選で初の女性党首となり、注目を集める蓮舫氏。日本国籍以外に台湾(中華民国)籍を持つ「二重国籍」状態だったことが明らかになったが、そもそも何が問題なのか整理してみた。

 ―なぜ二重国籍になったの? 
 蓮舫氏は1967年、日本生まれ。父親が台湾人なので、当時の国籍法の決まりで生まれた時から台湾籍だった。17歳の時の85年1月に改正国籍法が施行され、日本人の母親を持つ蓮舫氏は、希望すれば日本国籍を持てることになった。蓮舫氏の説明では、この時に日本国籍を選択し、台湾籍を離脱したつもりでいたそうだ。

 今回、二重国籍と指摘された蓮舫氏は、台湾当局に問い合わせたものの、すぐには確認が取れなかった。9月6日に「念のために」と離脱申請をやり直したが、12日に「台湾籍が残っていた」との回答があったという。

 ―国籍法の規定を教えて。

 日本の国籍法は、二重国籍の国民は「いずれかの国籍を選択しなければならない」と定めていて、日本国籍を選んだ人には、外国籍を離脱したことの確認を求めている。だが、実際には国籍離脱を認めていない国もあって、外国籍離脱は「努力義務」にとどめているんだ。

 ―日本と台湾は国交がないよ。

 国籍事務の現場では台湾籍も国籍と同じように扱われるから、日本国籍を取得した在日台湾人は台湾籍の離脱を求められる。ただ、台湾の法令は台湾籍離脱に当局の「許可」が必要と定めていて、必ず認められるわけではない。蓮舫氏自身、手続きを終える時期について「相手があることで断言できない」と説明している。

 ―二重国籍でも首相や閣僚になれるの? 
 日本国籍があれば問題はない。国会議員も同じだ。ただ、外交官については、外務公務員法で外国籍を持つ者の採用を禁止している。

 ―蓮舫氏は問題ないのでは? 
 結果として法令を順守していなかったことに加え、説明が二転三転したことで、リーダーとしての資質を疑問視する声が出ている。インターネットなどで「二重国籍疑惑」が指摘された当初、蓮舫氏は「(台湾)籍は抜いている」「疑惑はない」などと明確に否定していた。疑いを晴らそうと、不確かな記憶や情報に基づいて答えたことで、かえって不信感を高めてしまった。日本維新の会は、国会議員などの二重国籍を禁じる法案を準備していて、26日に始まる臨時国会でもこの問題を追及する構えだよ。

最終更新:9月20日(火)7時36分

時事通信

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