ここから本文です

大坂なおみ 土居美咲に完勝 日本語挨拶に喝采も

日刊スポーツ 9月20日(火)9時50分配信

<女子テニス:東レ・パンパシフィック・オープン>◇第1日◇19日◇シングルス1回戦◇東京・有明コロシアム

【写真】奈良くるみ8強、大坂なおみ敗退 ジャパン女子OP

 世界66位の大坂なおみ(18)が、日本人対決となった1回戦で同34位の土居美咲(25)に完勝した。1度もサービスゲームを落とさず、1時間25分の6-4、6-4で撃破。最速約195キロのサーブで7本のエースを奪い、今年のウィンブルドンで16強入りした日本女子のエースを粉砕した。予選も含めて大会4度目の出場で初勝利となった。

 女子の国内最大の舞台で、大坂が力を存分に見せつけた。初対戦となった日本の女王との一戦。大坂180センチ、土居159センチと、21センチの身長差どおりに、パワーで圧倒した。「ミサキちゃんはいい選手。勝ててうれしい」。ツアーでは、いつも練習する間柄だが、ネットを挟めば倒す敵でしかなかった。

 与えたブレークポイントも、第2セットの1本だけ。第1サーブが入る確率は45%と低かったが、入れば時速190キロ以上のスピードが火を噴き、86%の高率でポイントに結びつけた。「いいプレーができた。プレッシャーも緊張もなかった」。

 9月の全米で3回戦に進出。今季、4大大会すべてで3回戦に進む好成績を残した。「自信を深めた。トップ選手と自分でも戦えるんだと感じた」。昨季まではビッグショットはあるが、エースかミスかのギャンブルテニス。それが「今年はコンスタントに打てるようになった」。この日も、大事なところでエースをたたき込んだ。

 この大会には13年が初挑戦。ただ、13、14年は予選初戦敗退、昨年は本戦1回戦で敗れ、まだ勝利がなかった。「これまで何回も挑戦して勝てなかったので、本当にうれしい」。日本のエースを破っての初勝利で存在感をアピールした。

 豪快なテニスと違い、愛くるしい表情が魅力だ。コート上のインタビューでは、センターコートに集まった観客にたどたどしい日本語で「見に来てくれてありがとうございます」とペコリ。喝采を浴びていた。【吉松忠弘】

最終更新:9月20日(火)10時43分

日刊スポーツ