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「家のまわりはまるで川」 台風、西日本各地で避難

朝日新聞デジタル 9月20日(火)12時52分配信

 列島各地は20日、台風16号に警戒する連休明けとなった。九州では広範囲で浸水し、損壊した住宅も。近畿でも学校や幼稚園が休みになったり、交通機関に影響が生じたりした。

【写真】冠水した道路を行く消防団の車両=20日午前6時37分、宮崎県日向市、福岡亜純撮影


 「家のまわりは水田も道路も沈み、まるで川になっている。水の深さは1メートル以上あると思う」。宮崎県延岡市の渡部茂子さん(50)は雨の激しさについて話した。自宅近くにある高さ1・5メートルのゴミ集積場もほぼ水没しているという。

 市内全域に避難勧告が一時出された同県都城市。総合社会福祉センターに避難した前原弘子さん(56)は「川沿いにある自宅のことが心配です」。様子を見に行った家族からは「道路が冠水して近づけない」と電話で連絡があったという。

 高知県では宿毛市などの3万8613人に避難指示、12市町村の10万4609人に避難勧告が出された。愛媛県宇和島市では5万2298人に避難勧告が出され、6市で19日夜以降、約7700世帯が一時停電した。香川県内では1万4445人に避難勧告が出された。広島市内でも避難所が開設された。

 神戸市は午後0時15分までに土砂災害警戒区域の住民のうち約4万4100人に避難勧告を出した。京都府福知山市は市内全域の3万5911世帯に避難準備情報を出し、50カ所に避難所を設けた。大阪府内は南部を中心に避難準備情報が出された。

 学校などの休校や休園、自宅待機も相次いだ。大阪市は全ての市立小中高校と市立幼稚園、市立・公設民営保育所を臨時に休みとした。関西電力によると、神戸市は北区や須磨区の一部地域で一時停電した。


 朝から欠航が相次いだ関西空港。影響は国内線にも出始め、東京に出張する会社員の男性(48)=神戸市=は欠航が決まった羽田行きの便を大阪(伊丹)発に変更した。「これから伊丹へ車で向かいます。約束の時間には何とか間に合いそうです」

 日本航空は羽田、伊丹などを発着し、中四国、南紀白浜を結ぶ計38便を欠航。全日空は伊丹を発着し、松山や高知、宮崎などを結ぶ計12便の欠航を決めた。

 鉄道では、JR西日本が特急「くろしお」のほかに「こうのとり」や「きのさき」の運転を一部取りやめ、JR四国は瀬戸大橋線の快速マリンライナーの運転を一時見合わせた。海の便では「フェリーさんふらわあ」が20日の大阪、神戸と九州の別府、大分、志布志各地をつなぐ計4便を欠航。和歌山と徳島を結ぶ南海フェリーも同日の運航取りやめが決まった。

朝日新聞社

最終更新:9月20日(火)14時58分

朝日新聞デジタル

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