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米軍訓練「中止要請を」 福知山射撃場 市民団体、市に申し入れ

京都新聞 9月20日(火)22時20分配信

 ミサイル防衛用早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」が配備されている米軍経ケ岬通信所(京都府京丹後市丹後町)の軍人・軍属が、実弾射撃訓練を陸上自衛隊福知山射撃場(福知山市天田)で計画している問題で、市民団体が20日、同市に対し、訓練中止の要請を米軍や国にするよう申し入れた。
 防衛省近畿中部防衛局によると、同通信所の射撃訓練は現在、静岡県で行っているが、米軍は遠距離などの理由で、陸自福知山駐屯地の同射撃場を共同使用できるよう国に要請。最大で160人の軍人・軍属が1回5日間程度の訓練を年4回予定しているという。
 申し入れ書は、平和に関する啓発活動を行う「福知山平和委員会」の6人が提出。「市民の安心・安全を脅かす。同駐屯地では、過去に銃の誤射などあってはならない事故があった」と強調し、市内で米軍が関係する交通事故などが起きた場合の市の対応態勢もただした。
 同委員会の水谷徳夫代表(66)は「恒常的な米軍の訓練地となり、戦時に標的になる恐れがある。交通事故や治安上の問題も懸念され、中止すべきだ」と訴え、長坂勉市長公室長は「国の専権事項だが、市民の安全安心を守れるよう対応したい」と述べた。
 また、京丹後市の市民団体「米軍基地建設反対丹後連絡会」と「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」も同計画に抗議し、中止を求める要望書を、同市に提出した。

最終更新:9月20日(火)22時20分

京都新聞