ここから本文です

台風16号、四国沖から東へ=深夜に関東沖―大雨、土砂災害に厳重警戒

時事通信 9月20日(火)8時32分配信

 強い台風16号は20日午前0時すぎに鹿児島県の大隅半島に上陸した後、宮崎県から四国沖に抜け、高知県・室戸岬付近を通過した。

〔写真特集〕2016年 台風被害~強い波が押し寄せる宮崎・大淀川河口付近~

 同日午後1時半ごろ、和歌山県田辺市付近に再上陸した。深夜に関東沖へ進み、21日朝までに関東の東海上で温帯低気圧に変わる見込み。東海沖に延びる前線も活発化し、気象庁は大雨による土砂災害や河川の氾濫に厳重に警戒するよう呼び掛けた。暴風や高波にも警戒が必要。

 鹿児島、宮崎両県では1時間の雨量が110ミリ以上を記録した所があり、宮崎県日向市では20日午前7時40分までの24時間雨量が観測史上最多の578.0ミリに上った。徳島、香川両県では同日昼前に1時間雨量が100ミリ以上との記録的短時間大雨情報が相次いで出された。九州や四国などの一部に土砂災害警戒情報が出された。

 総務省消防庁の20日朝の発表によると、鹿児島、宮崎両県で計2人が軽傷を負った。熊本や宮崎など計6県では同日午前6時時点で2万650世帯の計約4万3800人に避難指示、約28万6600世帯の計約63万2500人に避難勧告が出た。

 全日空と日本航空によると、20日午前10時時点で、四国を発着する便を中心に国内線計82便が欠航した。

 21日正午までの24時間雨量は多い所で、近畿と東海250ミリ、四国と伊豆諸島200ミリ、北陸180ミリ、関東甲信150ミリ、中国100ミリと予想される。

 21日にかけての最大瞬間風速は四国50メートル、近畿45メートル、東海35メートル、九州北部と関東、伊豆諸島30メートル。波の高さは6~8メートルの見込み。

 16号は20日午前11時、室戸岬付近の海上を時速35キロで北東へ進んだ。中心気圧は970ヘクトパスカル、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。半径110キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、北西側440キロ以内と南東側280キロ以内が風速15メートル以上の強風域。 

最終更新:9月20日(火)13時47分

時事通信