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<NY爆発>容疑者逮捕 「家族に会う」アフガン頻繁訪問

毎日新聞 9月20日(火)13時8分配信

 【ロサンゼルス長野宏美】米東部ニューヨークの繁華街で17日に起きた爆発事件などで、米警察当局は19日、アフガニスタン生まれで東部ニュージャージー州エリザベス在住の米国籍、アハマド・カーン・ラハミ容疑者(28)を銃撃戦の末、逮捕した。警官を負傷させており警官への殺人未遂容疑で訴追した。今後、爆発事件でも訴追されるとみられる。

 米連邦捜査局(FBI)は、17日にニューヨークの爆発現場近くで発見された不審物と、ニュージャージー州シーサイドパークの爆発事件、18日に同州エリザベスの駅近くで爆発物が見つかった事件など計4件に関与したとみて調べている。

 ニューヨークのデブラシオ市長は19日、記者会見で「これはテロ行為だ」と語った。FBI幹部は会見で「他に行方を追っている人物はいない」と語り、実行犯は1人だという見方だ。米メディアは支援者の可能性を捜査していると伝えた。

 CNNによると、ラハミ容疑者は1988年にアフガニスタンで生まれ、95年に家族でアフガンから米国に来て、2011年に米国籍を取得した。これ以降、アフガンやパキスタンを「家族に会うため」などと頻繁に訪問。同年、パキスタン西部クエッタで現地女性と結婚した。13年4月~14年3月にもパキスタンに滞在、アフガンとも車で行き来していた。

 友人らによると、ラハミ容疑者はエリザベスで約10年前に父親が開いたフライドチキンのレストランで働いていた。客はニューヨーク・タイムズ紙に「(容疑者は)とても親しみがある人だった」と語ったが、別の店の客はAP通信に、アフガンから戻った後、民族的な服装をするようになったと明かした。容疑者の10代からの知人もAP通信に、14年以降、「前より宗教的になった」と語った。

 一方、24時間営業だった店の騒音をめぐり、一家は近隣住民と対立。市当局は午後10時の閉店を命じた。AP通信によると、ラハミ容疑者の父らは11年、「イスラム教徒だから近隣から苦情を受けた」と市を提訴した。

最終更新:9月20日(火)13時13分

毎日新聞