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難民対応に責任を分担 国連サミットで宣言採択

産経新聞 9月20日(火)7時55分配信

 【ニューヨーク=上塚真由】中東、アフリカなどで急増する難民・移民問題への対応を協議する国連サミットが19日、ニューヨークの国連本部で開幕した。加盟国の首脳らは、国際社会の責任の分担や協力をうたった「ニューヨーク宣言」を採択した。国連総会主催の難民・移民対策に関するサミットは初めて。

 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は開幕式で「よりよい生活を求めて避難する全ての人の権利や尊厳を守るため、全力を傾けよう」と首脳らに支援強化を呼びかけた。

 国連によると、難民・移民の数は2015年現在、世界で2億4千万人を超え、第二次大戦後最多となっている。

 宣言は法的拘束力はないが、難民の受け入れや支援で、各国が負担や責任をより公平に分担することや、難民らの人権を保護することを確認。強制労働や人身取引の被害防止を明記し、難民や移民に対する排外的な思想や差別にも立ち向かうと強調した。

 宣言の付属文書では、難民・移民問題の新たな規範となる合意文書の18年の採択に向けた作業を進めるとした。サミット本会議では、安倍晋三首相も演説する。

最終更新:9月20日(火)7時55分

産経新聞