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警視庁、埼玉の山中を再捜索へ 死刑囚が男性殺害告白

産経新聞 9月20日(火)7時55分配信

 平成15年の前橋スナック拳銃乱射事件で死刑判決が確定した矢野治死刑囚(67)が他に2人の殺害への関与を告白した事件で、10年に失踪した会社役員、斎藤衛さん=当時(49)=の遺体が遺棄された場所について新たな供述が得られたとして、警視庁組織犯罪対策4課が埼玉県内の山中を、近く再び捜索する方針を固めたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。

 事件をめぐっては組対4課が7月にも斎藤さんが殺害、遺棄された疑いがあるとして、同県内の山中を2日間にわたって捜索したが、遺体は見つからず、捜索を中断していた。

 捜査関係者によると、捜索するのは前回捜索した同県ときがわ町内の山中付近。7月の捜索後、あらためて遺棄に関わったとされる矢野死刑囚の知人の男らへの聴取を続けたところ、遺棄したとされる場所についてより詳細な供述が得られた。

 前回捜索した場所よりも斜面がなだらかで、人が比較的立ち入りやすいことなどから、組対4課は、実際に遺体を遺棄した可能性が高いとみている。矢野死刑囚は斎藤さんについて「首を絞め殺しました」と警視庁に提出した文書に記述している。

 組対4課は矢野死刑囚が殺害に関わったと告白した神奈川県伊勢原市の不動産業、津川静夫さん=失踪当時(60)=の遺体を同市内の山中から見つけており、殺人事件として捜査を続けている。

最終更新:9月20日(火)7時55分

産経新聞