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検定中教科書がブログに流出 帝国書院執筆者、知人に見せる

産経新聞 9月20日(火)7時55分配信

 帝国書院の高校用歴史教科書の執筆メンバーである東大の男性准教授が、外部の閲覧が禁じられている検定中の教科書を知人に見せ、その表紙写真が知人のブログに掲載されていたことが19日、分かった。文部科学省は帝国書院に対し、情報管理を徹底するよう注意した。

 ブログに掲載されたのは、帝国書院が平成23年5月に検定申請した世界史教科書。文科省は今年8月上旬に外部指摘で問題を把握した。同社に経緯の報告を指示し、同社は同月17日に再発防止策と顛末(てんまつ)書を提出した。

 文科省などによると、准教授は23年8月、高校時代の知人と飲食店で会食した際、検定中の教科書を知人に見せた。知人は表紙を撮影し、その後自らのブログに写真2枚を掲載。表紙には取扱注意を示す「マル秘」の印も表示されていた。

 帝国書院によると、准教授はブログ掲載を知らず、問題を受けて知人に依頼しブログから削除させた。「(教科書の)中身は見せていないが、軽率だった」と反省しているという。同社の担当者は「再発防止に向け執筆者にも注意を促していく」と陳謝した。

最終更新:9月20日(火)7時55分

産経新聞