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台風16号 住宅倒壊、トラック横転 神戸、福知山など避難勧告

産経新聞 9月20日(火)14時20分配信

 台風16号の影響で、九州では20日朝にかけて南部を中心に住宅が倒れるといった被害が生じ、4人が軽傷を負った。鹿児島、宮崎両県では一時、約24万6千世帯が停電した。宮崎県では河川の氾濫などによる冠水も相次いだ。近畿や中四国では特急の運休や飛行機の欠航も相次いだ。

 高知県では、川の氾濫や土砂災害の恐れがあるとして、四万十市などの計約1万8千世帯、約3万8600人に避難指示が出た。室戸市など約5万1千世帯、約10万4千人に避難勧告が発令された。

 近畿地方でも神戸市や京都府福知山市などの一部に避難勧告、大阪府高槻市や茨木市、富田林市、和歌山県田辺市などの一部に避難準備情報が出た。

 鹿児島県南九州市知覧町では木造平屋建て住宅が倒壊し、住人の女性が足に軽いけがをした。鹿屋市でも住宅1棟が倒壊し、1人が手に軽いけがをした。指宿市東方の駐車場では強風にあおられたトラックが横転した。

 宮崎県日南市乙姫町では30代女性が自宅で割れた窓ガラスの破片を踏んで足に軽傷。延岡市北川町は広い範囲で冠水し、住宅の床上・床下浸水が相次いだ。延岡市によると、同町の介護老人保健施設「蛍邑苑(けいゆうえん)」の1階が浸水した。入居者にけがはなかった。日向市富高では、道路の冠水で身動きが取れなくなった6人をボートで救助した。

 福岡県宗像市では、道路を歩いていた80代男性が風にあおられて転倒し、顔を打った。大分市永興では、のり面が崩れて住宅に土砂が流入したため、計12人が一時避難した。

 JR西日本によると、京都・大阪方面と和歌山方面を結ぶ特急くろしおの一部で、運行を取りやめた。また、和歌山市と徳島市を結ぶ南海フェリーが終日欠航を決めた。

 一方、関西国際空港を運営する関西エアポートなどによると、国内線、国際線の発着便で少なくとも計32便が欠航。このほか貨物便2便が欠航した。伊丹空港でも四国や九州方面との便が軒並み欠航し、松山や高知、宮崎、鹿児島などとの発着便の計22便が欠航した。

 大阪市内では大雨、暴風、洪水の各警報が出たことを受け、市立の小学校292校、中学校130校、高校17校が休校。また、大阪府岸和田市は市内11カ所に自主避難者のための避難所を開設した。

最終更新:9月20日(火)14時50分

産経新聞

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