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モウ暗雲…公式戦3連敗の新生ユナイテッドに非難の嵐

スポニチアネックス 9月20日(火)8時40分配信

 名門マンチェスター・ユナイテッドの再建を託されたジョゼ・モウリーニョ新監督(53)が早くも試練に直面した。18日に敵地で昨季13位のワトフォードに1―3で敗れて公式戦3連敗。4季ぶりの優勝を狙うリーグ戦は開幕3連勝後、前節マンチェスター・シティー戦に続く連敗で4位から7位に転落した。フランス代表MFポール・ポグバ(23=前ユベントス)ら大型補強を行いながら開幕前の期待を裏切る結果に、英国メディア、ファンからは厳しい批判が湧き上がった。

 歴史的な敗北だった。マンチェスターUが弱小ワトフォードに敗れるのは1986年9月以来、30年ぶり。またモウリーニョ監督が公式戦3連敗を喫するのは、第1期チェルシー監督時代の06年以来、10年ぶりの屈辱だ。英ロイター通信は「モウリーニョはスペシャル・ワン(特別な存在)からビートゥン・ワン(打ち負かされた存在)となった」と批判的に伝えた。

 強気を貫く新指揮官が挙げた敗因は「不運と誤審と守備のミス」だった。前半31分、MFポグバのシュートがバーを叩いたのは「運のなさ」。前半34分、ゴール前でMFマルシアルが相手に倒されながらボールを奪われ、先制点を許した場面は「完全に反則。(審判の)ミスでひどい目にあった」と処分覚悟で判定を批判した。1―1の後半38分にDFショーの守備の甘さから左サイドを崩され、最後は誰もマークにつかなかった相手MFスニガに勝ち越し点を許した。名指しこそ避けたが「個人的なミスが2つあった」と語気を強めた。

 地元紙が挙げた“戦犯”は主将のイングランド代表FWルーニーだった。15日の欧州リーグ・フェイエノールト戦の遠征メンバーから外れて体力的に万全だったにもかかわらず低調なプレーに終始。フル出場でシュートは前半31分に左足でダフった1本のみ。CKとFKを計9本蹴って決定機につながったのは2回だけと精度を欠いた。極めつきは後半16分。速攻からフリーで右クロスをミスキックして好機をつぶした。マンチェスター・イブニングニュース紙は10点中3点という異例の低評価の上に「もはや先発にふさわしくない」と酷評。メトロ紙は「惨めなプレーにファンが引退勧告」とネットを中心とした厳しい声を伝えた。

 前節ダービーで敗れた宿敵マンチェスターCは対照的に開幕5連勝。スペイン時代もしのぎを削ったライバルのグアルディオラ監督も今季就任したばかりで、時間が必要という言い訳は通用しない。「チームとしても個人的にも、もっと向上しないと」とモウリーニョ監督。大黒柱ルーニーを外すのか再生するのかを含め、欧州を2度制した名将の手腕が試される。

最終更新:9月20日(火)8時41分

スポニチアネックス